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【山レポ】武甲山 その1 横瀬駅→表参道→山頂

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ずっと気になりつつ、登る機会のなかった武甲山。
2018年6月1日(金)、有給休暇をとって一人山行してまいりました。

朝5時、自宅(東京都練馬区)周辺は快晴。
数日前にチェックした時は「晴れのち雨」の予報でしたが、どうやら前線が南に下がってくれたようで、今日は降水確率20%。ちょっと暑くなりそうですが、絶好の山日和になりそうです

ただ、電車に乗って気がついた。
お弁当、冷蔵庫に忘れてきちゃった
せっかく早起きして作ったのに~

いやいや、いま気がついて良かった。そう前向きに考えることにしよう。
山に登ってから気づいたりしたのでは、それこそ目も当てられないですからね。
乗りかえの所沢駅でおにぎりを購入。これでよし、と

所沢からは特急レッドアローに乗って横瀬へ。
家の用事に手間取って、予定より出発が1時間ほど遅れてしまったので、予定にはなかった特急で挽回を図ります

8時54分、横瀬駅に到着です。
私のほか5~6人ほどが降りましたが、山登りに来た方は他にはいないようです。
まぁ、武甲山に登るにしてはちょっと出遅れめの時間ですからね。

9時00分、武甲山に向かって出発です。
あのてっぺんまで行くのですね。

途中の「一の鳥居」までは車道なので、タクシーで行くこともできるそうです。
ただ、単独行だとタクシーは高いし、今回は夏の山行に向けて体力を確かめる意味もありますので、今日は歩いていくことにします。

手元の登山地図では、浦山口駅までのコースタイムは6時間40分。
日の長い時期とはいえ、油断せず、とんとこ歩かなきゃね

歩きはじめてすぐに見つけた、道端のミニ金次郎さん。
高さ30cmぐらいかな。こんなかわいいの初めて見ました

最高の天気ですね。いい日に来たな~
登山口は南東側にあるので、山の左へと回り込んでいきます。

山頂まで見渡せるのは、このあたりが最後。
展望が開けるところは、あの遠くに見えている山頂に着くまで、この先どこにもありません。

9時28分。
このあたりから、石灰石を採取する工場の間を抜けていきます。

今日は平日(金曜日)なので、工場は稼働中。
大型トラックや作業車が行き交い、お仕事中の作業員の方の姿も多く、一方で登山者は私のほかには見当たりません。本当にこの道で良いのか、工場の構内に迷い込んでしまったのではないかと心配になってしまいます。

まぁ、ここまで迷うような分岐は無かったはずですし、間違っていることはないでしょう。トラックに気をつけつつ先を急ぎます。

こんな感じで、コンベアーを流れてきた石が山と積まれていく様子が間近に見られます。
ちょっとした工場見学気分。
大型車の行き交う中を延々と歩くのは正直しんどいですが、せっかくだから楽しまなきゃね

9時53分。
工場を眺めながらの歩きは、ここでようやく終了。
まだまだ車道歩きが続きますが、大型車が走るのはここまでです。

トラックの運転手さんは、この道を登山者が歩くことに慣れているようで、私を見るとスピードを落として、広めに間を空けて通り過ぎてくれるので、危険を感じることはありませんでしたが、それでも車の往来が少なくなるとホッとしますね。

このあたりから勾配がついてきて、気温も上がってきたので一気に汗が噴き出してきます。
一の鳥居はまだか~

10時5分。
「延命水」で顔を洗ってほっと一息。

10時14分。
ようやく「一の鳥居」に到着です。
いやぁ、舗装道路の上り坂ってのは、結構膝にきますね。
今更ながら、ここまでタクシー使いたくなる気持ち、よくわかりました。

しかし、登山道はここから。疲れたなんて今から言っていてはいけませんね。
案内板をチェック。今日はこの「表参道コース」を登ります。

10時17分。
登山届を投函して、いざ出発!です。

熊さんホントお願い、出てこないでね(^o^;

登山道には、いまどれぐらい歩いてきたかを示す立柱があります。
山頂の御嶽神社は「52丁目」だそうです。

富士山の「〇合目」は1つ上がるだけで1時間以上かかったりするので心が折れますが(笑)、こちらはかなり頻繁にカウントアップしていきますので励みになります。

10時36分、14丁目手前あたり。
ここまでは登山道といいながらコンクリ道でしたが、ようやくここから土の道になります。
やっぱり土はいいですね。勾配はきつくなってきましたが、歩くのはむしろ楽になった感じがします。

10時43分、18丁目にある不動滝です。
細い流れですが、水の滴りは暑さを和ませてくれますね。

ん?
このペットボトルは何?

おぉ、そういうことなら協力させてもらいましょう。
…って、重いっっ

結局、2Lペット一本だけ持たせていただきました。少なくてごめんなさい

10時48分、20丁目。
参道を示す立派な石柱がありました。
まだまだ先は長いね。

10時59分、26丁目。
よし、52丁の半分まで来たぞ

11時12分、33丁目手前の大杉です。

手前の看板には…「あと60分」!
うにゃ~もう一息だと思っていたのに、まだそんなにあるのかぃ

11時28分、40丁目を通過。
鬱蒼とした杉林が続きます。
間隔の揃わない丸太の階段、一面に露出した木の根。
足元に気を配りながらの上りがどこまでも続きます。
手を使うほどの急勾配ではありませんが、結構しんどい道です。

11時43分、43丁目手前の分岐です。
ここから山頂までは急な「階段コース」と巻き道の「一般コース」に分かれますが、階段コースは今は崩落して通行止だそうです。

11時49分、49丁目。
そう、この山の北半分は採石場なんですよね。
静かな山歩きが続いて、すっかり忘れていました。

11時53分、50丁目。
おっ、上の方が少し明るくなってきました。
そろそろ山頂かな?

11時57分、52丁目の御嶽神社に到着。

ここまでの道中の無事を感謝。
この先も安全でありますように。

不動滝から背負ってきたペットボトルの水。
なるほど、こちらに流せばよろしいのですね。

どぼどぼどぼ…
気持ちよく流し込みます。
たかが2Lですが、なんだか役に立てた気がして嬉しいですね

あ~やれやれ、軽くなった

あれ?
まだ上があるの?

残念ながら、ここはまだ山頂ではありません。
2~3分ですが、もうひと踏ん張り

12時10分、武甲山頂、標高1304mに到着です。
やった~\(^o^)/

かつては、武甲山の標高は1336mだったそうで、32mも低くなっています。
採掘で山頂まで削られ、ここは残った部分のてっぺんということです。
石灰岩質なのは山の北半分だそうですので、もしこの山全部が石灰岩だったら、今この場に立つこともできなかったかもしれませんね。

柵の向こう側は採掘現場。麓から見たとおりスパっと切れ落ちているんでしょう。
二重の柵で覗き見ることはできませんので、足がすくむようなことはありません。

 
眼下に広がる秩父盆地。

秩父神社の森や、荒川にかかる秩父公園橋もはっきり見ることができます。
展望が開けているのは北側だけですが、それでもこの絶景には大満足です。

朝、降り立った横瀬駅も見つけました。
さっき麓から仰ぎ見た、あのてっぺんに立っているのですね

この日は他に登山者の姿も少なかったですが、山頂はあまり広くないので、休日は落ち着く場所もないかもしれません。
その場合は神社のあたりでお昼ごはんでしょうか。展望はありませんけどね

所沢で買ったおにぎりをいただき、一休みしたら下山です。
このあとは横瀬に戻るのではなく、裏参道と呼ばれる道をたどって、秩父鉄道の浦山口駅に向かいます。

ちょっと長くなってきましたので、今日はこのあたりで。
続きはその2(下山編)へ。お待ちしております


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