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再開園初日の上野動物園に行ってまいりました

新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大の影響で2020年2月29日から休園していた上野動物園。3か月半後の同年6月12日、再開園のニュースが流れてきました。

再開園日は6月23日。当面、入園者は1日4,000人に制限され、開園の朝10時に入れるのは200人だけとのこと。ネットで受付、しかも先着順。どうせこういうのは受付開始同時に応募が殺到して予約サイトがフリーズし、何十分も経ってつながったときにはもう予約がいっぱい、ってのがいつものパターンなんだよな。まぁ、ダメもとでチャレンジしてみるか…。

受付開始の6月12日、PC前でスタンバイ。朝9時、予約ボタンクリック!
なになに、このまま1分40秒お待ちください?
うん、それぐらいなら待つぞ。
1分40秒後、画面が切り替わったら… あちゃ~エラー画面。
とりあえずリロード!リロード!リロード!リロ…おっ、先へ進んだ?

…あっさり、初日朝イチの枠がとれちゃいましたよ。
嬉しい、っていうより、意外…。

というわけで、6月23日、再開園当日の朝9時55分、上野動物園前。

開園5分前にのこのこやって来るのは私ぐらいのもので、皆さん既に長い列をつくってスタンバイしています。
腕章を巻いた報道陣もかなりたくさん来ています。今頃、一番乗りの方はインタビューなど受けているのでしょうか。何時から並んでいるんですか、なんてね。

朝10時。
開園時刻を過ぎても、列はちょっとずつしか進みません。
前の方で、申込者の本人確認をしっかりやっているようです。
これをやらないと、最近はネット転売で儲ける人が出てきますからね。
こういう確認、大切です。イライラせずに待ちましょう。

順番が回ってくるまで、10分ぐらい待ったかな。
無事、本人と認められまして、いよいよ入園です。

いつもなら、必ずしも最初にパンダを見に行く必要はないのですが、再開園後しばらくは「必ず最初にパンダを見に行く」ルールになっているそうですので、入園の列がそのままパンダ待ちの列になって続きます。
再び15分ほど並びまして。

シャンシャン、元気でしたよ~。
食後の運動でしょうか。小走りに奥へ行ったり、戻ってきたり。
見ている私たちの列に近づくたびに歓声が上がります。

残念ながら、パンダの写真撮影は禁止。
撮影可能にすると、どうしても撮りやすいポイントに人がかたまってしまいますからね。これだけ活発に動いていると動画とか撮りたくなりますが、今は辛抱しましょう。

撮影禁止といっても、どうせ守らない人が出てきて係の人とバトルになるんだろうな、という予想は見事に外れまして、少なくとも私の前後では誰もそんなルール破りに走る人はいませんでした。皆さんGoodですね~(^o^)/

ひたすらもぐもぐのリーリーとも再会しまして(シンシンは見えるところに出ていませんでした)名残惜しいですがパンダさんのエリアはこれで終了。
次は、きっとまだガラガラの西園に行ってみましょう。

やっぱり!

気持ちいいぐらい、誰もいません。
ここは本当に、あのいつも子供たちの声がこだまする上野動物園なのでしょうか。

ひとり占めできるうちに、まずはマヌルネコさんに会いに行きましょう!

うぅ、お休みでした…。
屋内展示はまだ当分、難しいですかね。

気を取り直して、屋外の動物たちを見てまいりましょう。

ケープペンギンさん。
右がボケで、左がツッコミですかね。
ええかげんにせぇ(バシッ)、って感じで(^o^;

クビワペッカリーさん。
朝寝のお時間ですかね。全く起きる気配がありません。

バーバリーシープさん。
口もとに笑みが。
お久しぶり、よく来たね、って言ってくれているような。
そんな訳ない?
いいじゃないの、ちょっとぐらい妄想に浸らせてよ。

コビトカバさん。
ちょっぴり、森の賢者のような風格も漂わせます。

もう長いこと、見物客のいない生活に慣れていたのでしょう、見慣れぬヒト(私)の登場に、なんとなく訝しげです。

クロサイのアルゴさんのところに、ハトさんが遊びに来ていました。
お互いに何となく意識している様子ではありますが、邪険に追い払ったりはしないのですね。穏やかな時が流れています。

めったに動かない鳥、で知られるハシビロコウさん。
よく「動かない鳥が動いてる~!!」ってびっくりしている方を見かけますが、いやいや、上野のハシビロさんは普段から結構動くんですよね。
どちらかっていうと「カメラを向けるとポーズを撮ってくれるサービス精神旺盛な鳥」のイメージが強いのですが。

さて、次は不忍池の方へ行ってみましょう。

ワオキツネザルさんと東京スカイツリー。
実はこれ、撮るの結構難しいんですよ。
たまたまこの位置に座ってくれないと、同じフレームに収まらないのです。

今はこの写真(斜め上にスカイツリー)のレイアウトが限界。この写真の左下手前あたりに、ワオキツネザルさんと東京スカイツリーを重ねて撮れるような撮影デッキとか造っていただけると人気が出ると思うんですけどね。
東京動物園協会さん、いかがでしょうか。

橋を渡って、次はフォッサさん。
丸くなってすやすや。気持ちよさそうです。
さっきから隣のクロシロエリマキキツネザルさんが大声で騒いでいるのですが、微動だにしません。なかなか太い神経のようですな。

不忍池に浮かぶ離れ小島にはペリカンさん。
かなり遠目にしか見えませんが、れっきとした飼育動物です。おなじ島にいるカワウさんとかコサギさんとかアオサギさんとかは野生ですけどね。
ペリカンさんの島まで、橋もなにも架かっていませんが、餌とかどうやって与えているのでしょう。ちょっと不思議です。

…と思いましたが、答えがありました(→東京ズーネットさんのページへ)。
決まった時間になると、ペリカンさんが餌をもらうために、自ら対岸のこちら側に来るんですって。

ということは、あそこには囲いなど無くて、ペリカンさんは広い不忍池に放し飼いなんですね。
園路の低いガードレールなど越えて、園内に入ってきたりしないのでしょうか。
ペリカンさんと一緒に園内お散歩とか、楽しそうですけどね。

オオワシさん。
いつもながら緊張感を漂わせております。

コウノトリさん。
翼を広げると2m近くもある大きな鳥です。
兵庫県の豊岡などでは野生復帰が進んでいるそうですが、実際に電柱とかにとまっていたら結構な迫力でしょうね。

カピバラさん。
だんだん観客が増えてきたせいですかね。小屋の中から出てきません。

さて、屋内展示の爬虫両生類館、アイアイの森、すてっぷ館は、小獣館と同じくお休みですので、西園で見られるところはひととおり見たことになります。東園に戻ってみましょう。
(次ページへ続く)

(前ページからの続き)
イソップ橋を再び渡って、東園へと戻ってまいりました。

体重計に乗ったニホンザルさん。
そんなもんですか。意外に軽いんですよね。

ちなみにニホンザルさん、裏側(ホッキョクグマ方面)から撮ると、こんな感じで「都会のタワマンエリアに迷い込んだサル」的な写真になります。

プレーリードッグさん。
密です…って、ひとつぐらい時事ネタ入れときましょうかね。

東園は、西園にも増して、お休みのエリアが多いですね。
こちらはバードハウス。

トラさんの観察舎も閉鎖中。
他の窓から観ることはできます。

ゴリラさんの観察舎も同じくお休み。
ゴリラさんはそもそも、バックヤードから一頭も出てきていませんでした。

代わりにこんな、バックヤードからの中継画像が流れておりました。

このほか「夜の森」「水と氷の回廊」「日本の鳥」といった屋内展示もお休みです。

マレーグマさん夢の中。

天を仰ぐカリフォルニアアシカさん。

うん、まだいろいろありますけれども、少々疲れましたのでこのあたりで。
最後に、西園に現在建設中の「パンダのふるさとゾーン」の様子を、園外から撮ってみましたのでご紹介します。

ブルーシートが目立ちますが、施設自体はかなり出来上がっているようですね。
完成が楽しみですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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