椿大神社(つばきおおかみやしろ)は、三重・滋賀県境に聳える鈴鹿山脈の東麓にあります。
子供の頃、地元・鈴鹿市で10年を過ごした私には、とても馴染み深い神社です。
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2019年には神社のわずか1km東に新名神高速道路の鈴鹿PA・スマートICが開設されて、車での参拝が格段に便利になりました。しかし、バス停は併設されず、東西を結ぶ高速バスは椿大神社を横目にただ走り去るのみ。残念ながら、電車・バス巡拝派には何の恩恵もございません。
折角こんな参拝に便利なところにPAがあるのですから、バスも停めてくれるといいんですけどね。バス停の名前もPA名そのままではなくて「椿大神社入口」とかにすれば旅人の目にも留まって利用者も増えると思うのですが。JRバスさん、三重交通さん、いかがでしょう?
高速バスが停まってくれないとなると次は鉄道ですが、椿大神社の近くに駅はありません。ローカル路線バスの廃止・縮小が進む昨今、さぞや電車・バス巡拝派にはハードルが高そうな…と思いきや、意外にも
と、山間地のバスにしてはそこそこ本数があって便利です。
平田町で子供時代を過ごした私の昔の記憶(昭和50年代)では、平田町からのバスは何時間かに1本しかなかったはずですが、三重交通からC-BUS(鈴鹿市のコミュニティバス)に転換されて、バスのダイヤが充実したようです。鈴鹿市さん、頑張ってますね。
おすすめプランとしては、名古屋からの交通の便が良い四日市を起点として、
- あらかじめ四日市からのバス時刻を調べておいて、往路はそちらを使う
- 復路は現地で、四日市でも平田町でもいいので来たバスに乗って帰る
というのが気楽でよろしいのではないでしょうか。
名古屋からの行き方(時間・運賃は2022年10月時点のもの)
名古屋から椿大神社バス停までの行き方を4つご紹介します。
事前にバスの時刻を確認いただくことをお勧めしますが、もし調べずに即興で行かれるのならルート2or4でどうぞ。ルート1or3では最大3時間のバス待ちが発生する恐れがあります。
なお、バスを降りてから本殿までは歩いて5分弱です。バス停のすぐ前に鳥居があり、あとは参道を歩くだけで迷う心配はありませんので道順は省略させていただきます。
ルート1:近鉄四日市駅からバス 640円+810円=1,450円
近鉄名古屋駅→(近鉄名古屋線急行で32分)→近鉄四日市駅→(三重交通バス椿大神社行きで50分)→椿大神社バス停
運賃が若干高いとはいえ、電車の本数が多くて便利ですから、いちばんスタンダードな行き方でしょうね。バスの本数が少ないので(2~3時間に1本)、必ず事前に調べてからお出かけください。
リンク:三重交通バス 時刻・運賃検索
ルート2:近鉄平田町駅からバス 900円+300円=1,200円
近鉄名古屋駅→(近鉄名古屋線急行で45分)→伊勢若松駅→(近鉄鈴鹿線で10分)→平田町駅→(C-BUS椿・平田線で55分)→椿大神社バス停
バスの少ないルート1では予定が合わない、というときなどはこちらのルートも検討してみてください。こちらの方がバスの本数は多いです(1時間に1本)。
リンク:C-BUS路線図・時刻表
ルート3:JR四日市駅からバス 480円+830円=1,310円
JR名古屋駅→(JR関西本線「快速みえ」で32分)→JR四日市駅→(三重交通バス椿大神社行きで55分)→椿大神社バス停
青春18きっぷ利用など、JRを利用して行かれたい方はこちらでどうぞ。ただ、バスはルート1と同じ系統で本数が少ないのでご注意を。
リンク:三重交通バス 時刻・運賃検索
ルート4:JR加佐登駅からバス 990円+200円=1,190円
JR名古屋駅→(JR関西本線快速亀山行きで40分)→加佐登駅→(C-BUS椿・平田線で45分)→椿大神社バス停
電車・バスとも1時間に1本で、接続もあまりよろしくない(2022年10月現在、昼間は40分待ち)ので、いまいちおすすめできません。ただ、運賃は一番安いです。
リンク:C-BUS路線図・時刻表
参考プラン(名古屋発 平日時刻、2024/5の時刻表を使用)
椿大神社参拝後に、もう1つの伊勢国一宮である「都波岐奈加等神社」の最寄駅である、JR関西本線の河原田駅に向かうプランで考えてみました。
- 近鉄名古屋駅 9:01発→(近鉄名古屋線急行松阪行き)→ 9:34着 近鉄四日市
- 近鉄四日市10:00発→(三重交通バス椿大神社行き)→10:49着 椿大神社バス停
(椿大神社参拝・バス停近くに食事処数軒あり) - 椿大神社バス停 12:14発→(C-BUS椿・平田線)→ 12:50着 加佐登駅
- 加佐登駅 13:34発→(JR関西本線 快速 名古屋行き)→ 13:41着 河原田駅
都波岐奈加等神社へは、河原田駅から約1.9km、歩いて30分ほどです。
詳しくは「都波岐奈加等神社への行き方」ページをご確認ください。
ご紹介は以上です。それでは、よい旅を!
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