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落合川 - 野鳥初心者の東京・埼玉うろうろ日記

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東京都東久留米市内を流れる落合川。
落合川は黒目川の支流、黒目川は新河岸川の支流、新河岸川は荒川の支流。ということで、言ってみれば落合川は荒川のひ孫みたいな小さな川です。

2021年3月28日、NHK「さわやか自然百景」で、豊かな湧水を集めて流れる落合川と、そこに集まる鳥たちが紹介されましてね。私は近く(直線で8km弱)に住んでいながら、迂闊にもこの川のことを知らなかったんですよ。

40か所を超える湧き水、その量は1日に5万トン、集まる鳥は50種類以上。住宅地の中の貴重な鳥の楽園、と。へぇ~、こんな魅力的な川が近くにあったとは驚きです。

で、待ちに待った次の週末。いつもの早朝鳥見、わくわくいっぱいで自転車を飛ばす先はもちろん落合川です。いやぁ楽しくってね。土曜、日曜と連続でうろうろしてしまいましたよ。定番のお出かけ先が、またひとつ増えたのは間違いありません。

というわけで、それでは毎度いつもの随時更新、日付順のうろうろ日記です。よろしければ感想などいただけると嬉しいです(^o^)/

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2021年4月3日

今日は初めての落合川鳥見です。
練馬区高松の自宅から自転車で西へ西へ。
30分ちょっとで、朝6時40分、落合川と黒目川の合流点、神宝大橋に到着です。

右が黒目川の本流、左がこれから遡る落合川です。
黒目川もいつか遡ってみたいですね。

さっそく出迎えてくれたのがマガモさん。
出迎えてくれた、ってのは人間側の勝手な見立てですね。頭をしきりに水の中に突っ込んで朝ごはんの真っ最中。余計な邪魔してくれるなよ、って感じですかね。

こちらはちょっと小ぶりなヒドリガモさん。
ちょっとカメラを意識(警戒?)している模様。
ひとくちにカモの仲間といっても、種類によって結構性格が違いますよね。

で、いちばん図太いのはカルガモさん。
もぐもぐもぐもぐ…….
よほど近づかない限り、こちらのことなど一切気にしない彼らであります。

それにしても鴨さんばっかりですね。他の鳥さんは~?

合流点から1kmほど遡り、西武池袋線をくぐったところでアオサギさん&コサギさんに遭遇。
ボケ(左)とツッコミ(右)に見えるのは私だけでしょうか。え?逆?

コサギさん単独だと、凛としてかっこいいんですけどね。
アオサギさんのおとぼけ顔のせいもあるんでしょうけど、大小ならべると、なんとなく可笑しさがこみあげてくるのであります。

合流点から2km弱、毘沙門橋までやってまいりました。
ここで南から合流する支流(沢頭流)の先に湧水群があるようです。行ってみましょう。

おぉ、いいですね~。
急に奥深い、水源の山に来たようです。

林のあちらこちらで、シジュウカラさんが鳴いています。
ちょっと見まわしただけで、何羽もかわいい姿を確認できるのですが、背の高い、緑豊かな木々の間を、忙しそうに飛び回っているので、カメラで姿をとらえるのはちょっと大変。ブレたりフレームに入らなかったり、失敗写真の山が積みあがっていきます。
なんとか1枚、後ろ姿を撮ることができました。

清流に、涼しげなカルガモさん。
手前の葉っぱにピントが合ってしまいましたね。ピンボケ写真でごめんなさい。

さて、落合川の本流に戻ってさらに上流を目指しましょう。

毘沙門橋のひとつ上流、宮下橋で水底を探るコサギさん。
美味しいもの、見つかりましたか~。

3km地点の地蔵橋の先は、川沿いに芝生広場が整備されています。
右の斜面の下には川の流れがあり、そこまで下りていくこともできるのですが、その手前に「カワセミが営巣しています」との看板が。邪魔してはいけませんね。川には近づかずに鳥たちを探しましょう。

芝生が大好きなムクドリさん。おいしい虫を探しているのでしょうかね。
意外に警戒心が強くて、離れていても、カメラを向けるとすぐに逃げてしまいます。
鉄砲か何かに見えるのかな。お食事中、邪魔してごめんね~。

青空をバックにツグミさん。
ここは私の空。誰にも邪魔されないのであります。

全長3.6kmの落合川、そろそろ川のはじまりが近づいてきました。先へ進みましょう。
その次の御成橋で、青い影が。あっ、カワセミさんだっ!

と思ったら、カメラを構える間もなく、橋の下へと飛んでいってしまいました。
チィチィと声はするので、近くにいることは間違いないのですが姿は見えず。
しばらくこの場所で粘りましたが、結局出てきてくれませんでした。人目につかない橋の下に巣穴があるのかもしれませんね。

さらにひとつ上流の弁天橋まで来たところで流れがなくなって、この先は緑のじゅうたんです。
影になってよく見えませんが、水たまりの左側にも小さな湧水がありました。
季節によって違うのかもしれませんが、今日はここが流れのはじまりのようです。

その次の橋は「かわせみ橋」なんて名前でしたが、すっかり涸れ川になっているので、カワセミさんには会えそうもありません。
結局この日はカワセミさんを撮れずじまい。ん~残念。

いよいよもう川というより溝だよなぁ、という雰囲気になってきたところで。

消えかかっていますが「一級河川 落合川 上流端」の看板が立っていました。
公式にはここが落合川のはじまりなのですね。

でも、この先も河道らしきものは続いています。
折角ですから、もう少し遡ってみましょう。
自転車を置いて先へと進みます。

上流端の看板から100mほどで、柵や壁に囲まれたどん詰まりになりました。
人工物に覆われてよくわかりませんが、この先は崖になって谷筋そのものが終わっているようです。
ここが本当の、落合川のはじまりですね。大雨のあとなどはここからも水が湧いて流れができるのでしょうか。

最後は鳥の姿を追うのではなく。川のはじまり探索みたいになりましたが、本日の鳥見はこれにておしまい。
楽しかった~。

2021年4月4日

昨日に続き、二日連続の落合川です。
いや、昨日カワセミさんが撮れなかったのが心残りでね。朝5時半、ふたたび西を目指したのでありました。
今日は直接落合川に向かうのではなく、合流点の3kmほど下流、黒目川の「樋の橋」から遡っていくことにします。
黒目川にも、鳥さんたくさんいそうですからね。

私が走るのと同じ方向に、コサギさんが飛んでいきました。
どこぞのねぐらから、落合川に向かっているのでしょうか。

河原の猫さん。鳥のヒナやネズミを探しているのかな。
鳥好きとしてはちょっと心配ですが、猫さんも生きていかなければなりませんからね。
でも、お手柔らかにね~。

散り際の桜にとまるダイサギさん。
もし満開で青空だったら最高に映えただろうね。ちょっと残念。

6時28分、ふたたび落合川の合流点です。
今日こそカワセミさんに会えるかな?会えないかな?わくわく。

なんて思っていたら、たった3分でカワセミさん発見。
なんてあっさり(笑)拍子抜けしてしまいました。
さすが美しいですね~。

ダイサギさんとコサギさん。
「父ちゃ~ん」「息子よ!」みたいな感じで、なんだか親子みたいですけど。
他人の空似、ってやつですね。

ふっくらスズメさん。
まわりの空気もやわらかくなります。

川沿いの民家の庭にやってきたワカケホンセイインコさん。
彼が居座ると、ヒヨドリさんもスズメさんも、あの図太いハトさんでさえ遠巻きに見守るばかり。
まるで王様気取りですな。

ザリガニを捕まえたアオサギさん。お見事!

青い翼鏡がおしゃれなカルガモさん。
オシドリさんやマガモさんのように全身の色で目を引くのではなく、さり気ないオシャレってとこですかね。
なぜここだけ見事なワンポイントなのか、進化って不思議ですね。

シジュウカラさんのおしり。足、細いですね~。
合流点から1.7km「落合川いこいの水辺」対岸にて。

2.3km地点、こぶし橋附近で、ふたたびカワセミさん発見。
じっと水面をみつめ、狙いを定めてダイブ!
成功したかな?と思いましたが、そのまま見失ってしまいました。はにゃ~

コゲラさんって、いつもとっても熱心に木を調べていますよね。
人間の目から見て、そこに虫がいるようには思えないのですが。
くちばしに、おいしいものを探すセンサーがあるんでしょうかね。
湧水の森、南沢緑地にて。

おさかなくわえたカワセミさん。
地蔵橋の先、例の「カワセミが営巣しています」との看板のあたり。驚かせないように、木陰から撮りました。
昨日、橋の下に隠れて会えなかったカワセミさんかな。今日だけで3羽め。なんだか満足~(笑)

2021年

ここからはTwitter連携でまいります。読み込みに時間がかかるかもしれませんがご容赦ください。

2022年

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落合川への行き方

私は自宅から自転車で行きましたが、電車利用でも便利です。
池袋から西武池袋線の快速か準急で20分ちょっとの東久留米駅で降ります。
(東久留米駅に着く直前に落合川を渡りますからチェックしてね)

東久留米駅の西口から、線路沿いに池袋方面に戻るように歩けば、5分ほどで落合川に架かる「立野二の橋」です。
そこから2kmほど上流の「御成橋」あたりまで、お散歩がてら鳥を探しましょう。
時間があれば、途中の「毘沙門橋」から支流を遡ったところにある「南沢湧水群」にもぜひお立ち寄りください。住宅街の真ん中とは思えない、山奥のような「川のはじまり」の探検気分が楽しめますよ。

御成橋から、川はさらに上流へと続きますが、この先、私が行ったときは鳥の姿はあまり見られませんでした。
川のはじまりを見てみたい方は、あと500mぐらいですから行ってみてもよろしいかと思いますが、野鳥めあての方はこのあたりで折り返してよろしいんじゃないですかね。
御成橋バス停からは、バスで東久留米駅、あるいはJR中央線の武蔵小金井駅に戻ることもできます。

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