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予想ルート「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W 第2弾 山形県・湯野浜温泉→青森県・龍飛崎」正解は…?

【2023/12/17 2:27追記】今回も「放送終了後の答え合わせ」を追記しました。よろしければそちらも 是非お読みくださいませ。
バス旅Wイメージ Microsoft Bing Image Creator にて作成

2023年12月16日18時30分からのテレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W 山形県・湯野浜温泉→青森県・龍飛崎」。
出演者がネット利用なしに頑張るところ、こちらは気楽なものでWebで事前に調べてルートを予想してみました。
毎度のことながら、既に放送日直前。この記事の賞味期間はたった数日しかありませんが、さて、予想どおりに行きますやら。

いつものお約束ですが、こちらは「正解ルート」を研究して解説する記事ではございません。
あくまで野次馬的に、あっち行くかな、こっち行くかな、と予想して楽しむ、妄想100%、自己満足の駄文でございます。
その点お間違いなく。正解を知りたい方はタビリスさんがいつも研究してくださっていますから、そちらへどうぞ。

メンバー & コース

前回(第1回)のメンバーである赤江珠緒さん、三船美佳さんに、新たにたけうちほのかさんを加えた3名による「バス旅W」の第2回です。

第1回では道々すれ違う人から情報を引き出したり、日が暮れて大きな町に着いても満足せずに先へと進んだり、とても前向きで積極的なチャレンジが印象的でした。きっと今回もぐいぐいゴールを目指してくれることでしょう。

その一方で、今回2回目ということで、そろそろ太川さん&蛭子さんのような、あるいは田中さん&羽田さんのような、1人ひとりの「個性」が表に出てくる頃かもしれませんね。どこでどんな「思いがけない行動・選択」が出てくるかも楽しみです。

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2016年公開。三船美佳さんもマドンナとして参加した、バス旅シリーズ史上唯一(2023年12月現在)の劇場公開版です。懐かしいなぁ…。映画館でも見ましたし、DVDも持っています(笑)。内容的には正直 … うーむ … なところもありますが、乗り継ぎ旅を海外でやる、ということ自体が凄いじゃないですか。まだ見ていない方、見たけれどもういちど見たいという方、いかがでしょうか。

今回のコース「湯野浜温泉-龍飛崎」ですが、第1回の「中禅寺湖-野島崎灯台」に比べて、難易度が格段に上がった印象です。
前回のお題は、仮にいくつか選択ミスがあったとしても(比較的容易に)時間内にゴールできる設定だったと思うのですが、赤江さんたちが難なくクリアしたことで、番組スタッフ側も安心して(?)「1つのミスが命取りになる」ハイレベルな課題をぶつけてきたようですね。

三人は、私の予想を上回る思いがけないルートを見つけてくれたりするのでしょうか。放送後の答え合わせが今から楽しみです。

いまこれを書いているのが12月12日ですが、テレビ東京で1分半ぐらいの予告が流れるようになりました。バスとか道路沿いの看板とかが結構映り込んでいるので、分析すればある程度経由地がわかってしまいそうですが、あえて一切無視して予想させていただきます。
また、予告の中に「チェックポイントがある」という情報は見当たりませんので、以下、そのつもりで予想しております。放送当日、チェックポイントはここ!なんて発表がないことを祈ります。

それでは以下、私の予想です。
そんなの見たくない~という方はここで離脱してくださいませ(汗)
全国、市町村別の路線バスリンク集もご用意しておりますので、テレビのお供にどうぞ。

放送前の予想(2023年12月12日)

ルート予想の前に、ちょっと曜日予想を。
今回、土曜発、もしくは日曜発なんじゃないですかね。

今回の湯野浜温泉-龍飛崎のコース、いろいろ調べてみたのですが、平日の出発にすると、

どちらかの決断をしなければ、4日間でのゴールは難しいんじゃないだろうか、と思えるのです。

いくらなんでも、いずれかを決断できなければ「失敗」濃厚となるようなルート設定を、まだチャレンジ2回目のバス旅Wメンバーに課すほどには、番組スタッフの皆さんも鬼じゃないと信じたいところですがいかがでしょうか。

これが「土曜・休日発」なら、一気に難易度が下がります。
なぜなら、後述しますが、平日は路線バスが一切ないエリアを走る、土曜・休日だけ運転の長距離路線(高速バスの下道区間利用)があるから。
なのでこれまで、予想のたびに「休日は避けてあげてほしいな~」と書いてきましたが、今回に限っては「日曜出発、水曜到着」で予想してみることにしました。
さて、いかが相成りますでしょうか。予想を進めてまいりましょう。

1日目

出発地は湯野浜温泉。バス旅Zも含め、最近は初日、朝早くから行動開始することが少なくなっていますから、今回も遅めの時間(10:45)発で予想してみることにします。

湯野浜温泉10:45発庄内交通 エスモール行き
鶴岡駅前11:25着
12:49発庄内交通 庄内空港連絡バス
庄内空港13:15着
13:55発庄内交通 庄内空港連絡バス
酒田駅前14:30着
(15:00発)徒歩17.3km 地図表示
鳥海温泉(19:30着)

湯野浜温泉のある山形県の庄内平野は、太川&蛭子コンビの最終回(余目駅で断念、失敗)が印象的なほか、Zの第17弾(宮古-瀬波温泉)などが比較的記憶に新しいですが、その当時と比べ、この地域のバス事情は大きく変わりました。大きくは次の4点です。

このため、日本海沿いの北上が困難になった一方で、かつて太川&蛭子組も田中&羽田組も苦戦した、内陸の新庄への移動が容易になっています。

このことを踏まえると、湯野浜温泉から鶴岡駅に出た後の選択肢は次の4つです。

  1. 鶴岡から最上川沿いの狩川へ向かい、JRの代行バスで新庄へ向かう(平日のみ)
  2. 酒田または余目に出て、JRの代行バスで新庄へ向かう(平日・土休日とも可能)
  3. 夜の1本しかない本荘行きのバス(高速バスの下道利用)を使う(土休日のみ)
  4. バスが見つかるまで、酒田から海岸線をひたすら歩いて北上する(平日・土休日とも可能)

先ほど申し上げたとおり、「初日は日曜日」という予想ですので、1は外して考えます。
そうなると、まずは2か3の比較でしょう。

2は本数が多くて魅力的ですが、新庄に着く頃にはもう夕方ですので、新庄泊になりそうです。
一方、3であれば、新庄よりもずっとゴールの龍飛崎に近い本荘まで、その日のうちにたどりつくことができます。

第一弾で抜群のリサーチ力を発揮した赤江さんと三船さんですから、それぐらいは軽々と調べをつけて「本荘に行こう!」となるのでは、と期待してしまいます。

そのうえで誠に勝手ながら、少々うがった予想をさせていただきます。

私の予想では、酒田に着くのが14:30。
本荘行きのバスが出るのが18:40。
4時間もあるのに、あの行動力ある赤江さんたちが、何もせず待つだろうか、と。

バスはないと聞いているけれど、歩いていれば何か見つかるかもしれない。
とにかく前に進んでみよう。
見つからなければ、途中のどこかで夕方の本荘行きに乗ればいいじゃない。

そんなマインドで、北へ向かって歩き出してしまうと予想してみました。
先ほどの4択でいうと、3と4の合わせ技ですね。

でも、いくら歩いても新たなバスは発見できず、本荘行きの途中のバス停も見つからない。
結局、延々歩いてその日は暮れていく…。

酒田市から遊佐町に入り、遊佐駅あたりでバス停を見つけるかもしれません。
でも、遊佐町で走っているのはスクールバスなので、休日は運休。
どこまで歩けばいいのやら。

この日は4時間以上歩いて、鳥海温泉 遊楽里[PR]あたりで疲れ果ててお泊まり、と予想してみました。
勝手に予想しておいてナンですけど、この予想が外れていること、赤江さんたちが上の四択の「3」をしっかり選んで、楽々本荘に着けていることを祈っております…。

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2022年も2023年も、真室川町にふるさと納税させていただきました。返礼品でいただいた「はえぬき」玄米、ふっくらして美味しかったです。お届け月が半年先まで選べるのもありがたいサービスです。今年のふるさと納税がまだの方、いかがでしょうか。
今回のバス旅Wでも、私の予想とは異なりますが、赤江さんたちが新庄を目指せば真室川町を通るかもしれませんね。晩秋の真室川の風景が見られるかもとわくわくする一方で、「真室川に行った」=「前途が厳しいかも…」なのでちょっと複雑な気分。さてどうなりますやら。

2日目

泊まった宿でのリサーチで、秋田県に入ればバスはある、との情報は入手できるかもしれません。
その情報を力に、県境の三崎公園前バス停まであと7kmちょっと。頑張って歩いてくれると期待しましょう。

鳥海温泉(6:30発)徒歩7.2km 地図表示
三崎公園前(8:30着)山形県→秋田県 県境越え
9:30発羽後交通 
象潟駅前9:51着
10:10発羽後交通 
本荘駅前角11:06着
(11:10発)徒歩250m 地図表示
本荘駅前(11:15着)
11:35発羽後交通 
秋田駅西口12:47着
13:20発秋田中央交通 天王グリーンランド行き
天王グリーンランド14:11着
14:52発潟上市マイタウンバス 塩口・蒲沼線
天王橋15:23着
(15:25発)徒歩1.2km 地図表示
船越駅前(15:45着)
16:29発男鹿市民バス 潟西線
五明光17:13着
(17:20発)徒歩6.2km 地図表示
ゆめろん(19:00着)

三崎公園前からの羽後交通のバスは、実は今年の11月30日で廃止されてしまいました。
12月からは、代替でにかほ市のコミュニティバスが運行されますが、1日6本→2本に大幅削減となります。
バス旅Wのロケ日はわかりませんが、さすがに12/16放映分のロケが12月に入ってからということはないでしょうから、archive.orgに残された情報をもとに、11月までの時刻表で予想しております。

この先、秋田駅まではトントンと順調に乗り継げるでしょう。昨日から今朝にかけてよく歩いたご褒美ってことで良いのではないでしょうか。
秋田駅からは、

  1. 八郎潟の東岸を行くルート
  2. 八郎潟の真ん中(大潟村の干拓地)を突っ切るルート
  3. 八郎潟の西岸を進むルート

の三択ですが、私の予想通りにここまで来た場合、1と2は途中の五城目行きのバスが秋田駅で5時間以上の待ちになってしまいます。
なので、すんなり3を選んで、潟上市の天王グリーンランドを目指すだろうと予想しました。

その先もまずまずの乗り継ぎで、八郎潟の北西にある五明光に17:13に着くと予想します。
この五明光は太川・蛭子コンビの第7弾でも経由した乗り継ぎポイントですが、この先に乗り継げる三種町ふれあいバスは、なんと3時間以上前の13:50が最終(15:50のバスもあるのですが、予約が必要な便なので不可です)。小さな集落ですので泊まるところもなさそうです。

さてどうしましょう。
なんとか歩ける範囲で泊まれるところは

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の三択でしょうか。
このうち「夕陽温泉」と「サンルーラル大潟」は、目指す龍飛崎とは逆方向ですので、ちょっと遠いですが「後戻り」にならずに済む「ゆめろん」を選ぶと予想してみました。
遅くまでおつかれさまでした。おやすみなさい。

3日目

番組名物の魔の3日目
しかし、「ゆめろん」にはバス停があり、朝いちのバスで幸先の良いスタートが切れるでしょう。
その先、途中2~3kmの歩きを2回挟みますが、青森県に入り、弘前までは順調に進めるのではないでしょうか。
私の予想が当たれば、全く「魔」の気配もない順調な1日になります。

ゆめろん7:32発浜口地区ふれあいバス
八竜ふれあいセンター7:45着
8:00発秋北バス 能代バスステーション行き
能代バスステーション8:28着
9:06発秋北バス 二ツ井駅行き
二ツ井駅10:04着
10:31発二ツ井コミュニティバス 田代線
道の駅ふたつい10:40着
(10:45発)徒歩2.4km 地図表示
薬師山スキー場入口(11:30着)
12:30発秋北バス イオンタウン鷹巣行き
鷹巣駅前12:58着
13:51発秋北バス 大館駅行き
大館駅14:54着
15:37発秋北バス 矢立ハイツ行き
矢立ハイツ16:08着
(16:10発)徒歩3.2km 地図表示
岩渕公園前(17:00着)秋田県→青森県 県境越え
17:20発弘南バス 弘前バスターミナル行き
弘前バスターミナル18:25着
19:30発弘南バス 黒石駅行き
黒石駅20:20着

弘前から先、龍飛崎に近づけるバス路線の行先は「五所川原」「浪岡」「黒石」の三つ。
私の予想が当たっていれば弘前に着くのが18:25ですが、五所川原行きの最終(18:00発)は既に出てしまっており、浪岡行きの最終(18:30発)もいろいろ調べ、迷っているうちに出てしまうでしょうから、黒石行きの最終(19:30発)で先へ進むか、それとも弘前に泊まってしっかり情報収集するかの二択になるでしょう。
しかし、第一弾で果敢な行動力を見せた赤江さんと三船さんですから、弘前にとどまらず、少しでも先の黒石へ向かうと予想してみました。

黒石着は20:20。この日のうちに先に進めるバスはもうありませんので、ここで4日目終了です。
お宿は黒石の街中にあるこみせの宿ホテル逢春 [PR]あたりでしょうか。弘前市内ほどホテルや旅館が多いわけではないので、宿交渉がうまくいくことを祈っております。
それでは、おやすみなさい。

4日目

いよいよ最終日。
残るは津軽半島。青森駅から陸奥湾沿いを北上する東ルートと、五所川原駅から内陸・日本海側を北上する西ルートが考えられます。

前の日、黒石まで来ずに弘前で泊まり、西ルートを選んでも、その日のうちにゴールすることは可能です(到着時刻も同じぐらいでしょう)。
ただし、津軽半島西岸の国道339号線は、龍飛崎の手前25kmの小泊から先はバスがありません。なので、途中の今泉でバスを降り、中山峠を超える13kmの歩きを挟んで、大平駅で東ルートに合流する必要があります。この徒歩ルートを見つけられないとかなりピンチです。

ここでは、おそらく「五所川原駅よりも青森駅の方が都会だから、バスもたくさん走っているに違いない」的な理由で東ルートを選ぶと予想してみました。

黒石駅6:25発弘南バス 青森営業所行き
青森駅7:24着
11:25発青森市営バス 後潟行き
後潟12:14着
(12:20発)徒歩2.7km 地図表示
蓬田村役場前(13:10着)
15:05発蓬田村コミュニティバス 高根公民館前行き
蟹田駅15:30着
16:20発JR津軽線代行バス 三厩行き
三厩駅17:15着
17:15発外ヶ浜町営バス 龍飛崎灯台行き
龍飛崎灯台17:47着ゴール!

途中、青森駅で4時間、蓬田村役場で2時間、蟹田駅で1時間と、長時間のバス待ちが何度も発生します。きっと焦りも出てくることと思いますが、この予想通り、午後6時前、既に日が暮れて、灯火が眩しい龍飛崎灯台でエンディング、おめでとう!となりますかどうか。成功、バンザイ!で終わってほしいですよね。

お読みいただきありがとうございました。
なお、12月17日中を目途に「放送終了後の答え合わせ」を追記する予定です。よろしければ後日またご来訪くださいませ。お待ちしております。以下、放送後の追記です。

放送終了後の答え合わせ(2023/12/17 2:27追記)

それでは答え合わせしてまいりましょう。
この先、ネタバレになりますので、見たくない人は離脱してくださいませ。

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先ほど放送を見終わったところですが、残念、龍飛崎ゴールまでたどりつけませんでしたね。

スタートからゴールまで、赤江さん、三船さん、たけうちさんのルート選択に大きな間違いはなかったように思われます。
初日、赤江さんが目標として挙げた鳥海温泉までたどり着けていれば、きっと龍飛崎までたどり着けていたはず。遊佐手前の強風・氷雨の影響が大きかったのでしょうか、初日の歩きで思うように先へ進めなかったのが最後まで響いた、ということでしょう。3人ともよく歩いて頑張ったのですが。惜しかったですね。

それでは改めまして、1日ずつ振り返ってまいりましょう。

1日目

「平日発にすると初日から長距離歩きを強いられるので、今回は日曜発ではないか」と予想したのですが、普通に平日発でしたね。
そうすると、少々疑問なのが、番組的になんでスタート地点を湯野浜温泉にしたんだろう?ということ。

たとえば、酒田市内の観光スポット(山居倉庫とか本間家住宅とか)をスタート地点にすれば、

にて4日目の夕方に龍飛崎にぴったりたどりつける「正解ルート」が企図できたはずなのですが。
(実際に三人がそのルートを選べたかどうかは別にして。)
どうしてそうせずに、酒田から三崎公園まで25km近く歩くしか正解がない「湯野浜温泉発」にしたのでしょうかね。

邪推ですが、三人が泣きながら歩くシーンが撮りたかったから?
だとすると、ちょっといただけないなぁ…。

出発時刻も予想と違いました。
前回までのように10時半とか11時発とかのゆっくりスタートなんだろうな、と思っていましたが、朝9時発でした。こちらはGoodだと思います。早く出れば出るほど行程に余裕が持てて、視聴者側も安心して見ていられますので、今後もこの傾向で企画いただきたいですね。

予想と同じく、酒田から秋田県境に向けて、長距離を歩くルートに踏み出しました。
そこに至った経緯は、予想とは全然違いましたが…。

私の予想した「遅めのスタート」では、遊佐町のスクールバスにはどんなに急いでも間に合わないのですが、実際には「早めの朝9時スタート」でしたので、酒田到着後すぐに遊佐に向かって歩き出せば、17:14発の女鹿行きスクールバスに余裕をもって間に合う時間でした。
(12:37酒田駅着→13.6kmの歩き→16時過ぎには遊佐駅着)
番組スタッフさんの想定は、これを使うルートだったのかもしれませんね。

しかし、三人が遊佐駅に着いたのは20時前。4時間近くも余計にかかってしまいました。酒田駅での情報収集に時間がかかったのに加え、かなり厳しい風雨だったようですので、画面に映っていないところでも相当な困難があったのでしょう。

今回の第2弾、全体を振り返ってみれば、敗因は「初日に思うように進めなかった」ことに尽きます。2日目以降も、細かいミスや「こっちを選んでいればゴールできたかも」というのはいくつかありましたが、初日の困難に比べれば小さな話です。三人の頑張りが画面から伝わってきていただけに残念でした。

2日目

遊佐駅手前の「エリーゼ13」で迎えた2日目の朝。
初日に続いてがっつり歩き、秋田県境を越えた三崎公園の時点で、私の予想から4時間の遅れ。
その先も、私の予想をほぼ4時間遅れのままでたどるルートでした。まぁこのあたりはサプライズが起こりようがないともいえますよね。

三崎公園から秋田までは一本道で、秋田から五城目に向かうのもあの時間からは当然なので、この日については特にコメントはありません。
五城目では宿が見つからず大変でした。居酒屋さんのご厚意、人情がなんとも温かかったですね。

3日目

五城目で迎えた3日目の朝。
前夜19:31に五城目に着いて、もし宿を求めて4km先の八郎潟駅へ歩いて向かっていたら、21:07発のサンルーラル大潟行き最終バスに間に合っていたかも…。

そういう無茶な想像をしてはいけませんね。
そもそもホテルサンルーラル大潟に空き部屋があったかどうかもわかりませんし、泊まれなかったらそれこそ路頭に迷うことになっていました。

3日目朝、五城目から八郎潟駅に到着したときに、サンルーラル大潟へ向かう案も出ていましたが、八竜まで10kmの歩きを回避して鯉川に向かいましたね。

ここでサンルーラル大潟に向かっていれば、
八郎潟駅→サンルーラル(7:21着)→(徒歩10.1km)→八竜(10:00頃着)
で、三人が乗った11時発のバスより1時間早い10時発のバスに、ぎりぎり乗れたかもしれません。

また、発見できる可能性は低かったでしょうが、
八郎潟駅→サンルーラル(7:21着)→(徒歩5.7km)→五明光(9:10発)→八竜(9:50着)
という、歩く距離を短縮できるルートもありました。

八竜を10時に出発できていれば、その先の乗継も順調で、薬師山スキー場到着も1時間早くなっていたはずなので、ここでの最終バスも逃さずに済んだことでしょう。

でも、三種町出身の運転手さんとの出会いで見つけ、民家の庭先での偶然のバス発見もあってきれいにつながった「鯉川→鹿渡→八竜」のルートを「選択ミス」とは言いたくない気がします。終わってから振り返れば、結果的にここが勝敗を分けたのかもしれませんが、ドラマティックな展開で良かったのではないでしょうかね。

「道の駅ふたついで買い物していなければ…」というのもありましたが、無駄に時間を浪費していた訳でもなく、むしろ「さっと買い物を済ませて、次のバス停まで進んでから食べよう」ということでしたので、行動として間違っておらず、ミスのうちに入らないでしょう。運が悪かった、としか言いようがありません。

4日目

ホテルルートイン大館駅南[PR]で迎えた最終日。
ここまで相当疲れているだろうと思うのですが、ますます明るく爽やかな三人です。
トラベラーズハイ、ってやつでしょうか。

弘前までは一本道。
その先、三人が選んだのは、事前予想編で書いた津軽半島の「東ルート」でした。

西ルートで行けば、三人が乗れなかったJR津軽線代行バスの最終便に乗れる可能性はありました。
弘前(11:50発)→(13:35着)五所川原(14:00発)→(15:13着)今泉→(徒歩13km)→大平(19:12発)
弘前バスターミナルでの情報収集でも、五所川原経由で小泊までは行けるがその先がない、という会話がありましたね。今泉はその「小泊まで行くバス」の途中のバス停です。

とはいえ、仮に地図で「今泉-大平を歩くルート(西ルート)も考えられる」と気づいたとしても、この時点で比較すれば「青森駅経由(東ルート)の方が成功する可能性が高そう」と考えるのは当然でしょう。西ルートなら行けたのに、というのは結果論ですね。

最終日もよく歩いたにもかかわらずゴールできず、残念でした。
しかし、第2弾ということで見慣れてきたせいもあるのでしょうが、泣き言をいうことも(ありましたけど、目立つほどでは)なく、ひたむきにゴールを目指す皆さんが、前回にも増して頼もしく思われました。次回、さらなる成長を見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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