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【山レポ】奥高尾縦走 その2 景信山→高尾山

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はい、ただいま13時30分、景信山の山頂に到着したところです。
その1(陣馬山→景信山)からの続きです。
まだ読んでいない方は、その1を読んでから戻ってきてくださいませ

景信山の山頂からは、都心方面の展望が最高です。
奥高尾縦走コースの中で、展望はここが一番ですね。

反対の西側には、眼下に相模湖が。
さっき明王峠から道を間違えたところで諦めて下山していたら、今ごろ湖畔に着いていたかもしれませんね。
そして、その向こうには…

雲の上に富士山が姿を現しました
先ほど陣馬山から見た富士は、頂上は雲の中で山裾だけが見えましたが、ここからは逆に頂上が雲に浮かんでいるようです。

頂上には茶店が何件かありますが、今日はどれもお休みのようです。
茶店のベンチを拝借して、お弁当をいただきます

景信山にも山頂に猫さんがいました。
茶店の猫か、捨て猫かはわかりませんが、かなり人馴れしている様子。

先ほどの陣馬山の猫さんと違って、それほどにゃーにゃー鳴きません。
そのかわり、登山客の席を順番に回って、じっ、と見上げるのです。
それだけで、ほら、おかずが飛んできた

作戦勝ちですな。
おかげでよく肥えていること。
栄養のバランスは褒められたもんじゃないと思いますが

14時ちょうど 。
山頂でゆっくり30分休憩して、汗もすっかり引きました。
さぁ、先を急ぎましょう。

この先、小仏城山から高尾山へと向かう稜線がきれいに見渡せます。
標高はここより低いけれど、ふぅ~、まだ先は結構長いですね。

ここから小仏峠まで、標高差179mを一気に下ります。
乾いた下り坂は滑りやすいので、足元に気を遣います。

14時23分、小仏峠に到着。

交差する道は、江戸の五街道の一つ、旧甲州街道ですね。
明治以降の甲州街道は高尾山の向こう側(南側)に付け替えられ、江戸と甲州を結ぶ動脈としての役割を終えています。

かつては大名行列も越えた小仏峠。
彼らもこのあたりで一休みしたのでしょうか。
駕籠でここを越えるのは大変だったでしょうね。
今はもう、山歩きの人が通るだけの静かな峠です。

景信山から随分下りてきましたが、ここからはまた標高差122mの登りです。
これが結構きついんだ。やれやれ。

14時39分。
電波塔が見えてきたら、小仏城山の山頂に到着です。

ここからの展望も素晴らしいです。
木彫りの天狗さん。かっこいいですね

なんだか山奥というより、都市公園のような雰囲気ですね。
山歩きエリアから、高尾の観光地エリアに入ってきたことを感じます。

ここから高尾山に続く道も、公園の遊歩道のようです。
疲れた足には、正直、普通の山道の方が楽なのですが、山支度をしていない普通の観光客もこのあたりまで来ますから、まぁ仕方ないですね。

14時54分、一丁平でひと休み。
何度も見ている富士山ですが、やっぱり見えると嬉しいですね。

15時09分、標高474mの鞍部まで下りてきました。
ここから道が3つに分かれます。
真ん中は尾根伝いの急登だから論外として(笑)
「ふじみ台」という名前に惹かれて、ちょっと遠回りですが右側の道を選びます。

山らしい道に戻りましたね。
人通りも少なく、この道で正解だったかも。

15時21分、「ふじみ台」の展望所に到着しましたが…


富士山どこ? 

おそらく、かつては好展望だったのでしょうね。
まわりの木々が茂って、ただの林間の休憩所になってしまっていました。

15時29分 。
もう足もかなりガクガクですが、ここが今日最後の登りです。
よし、もうちょっとだ。がんばれ。
自分自身を小声で叱咤激励しながら、高尾山頂へと向かいます。

15時38分。
本日の縦走路の最後の山、高尾山頂に到着です。

富士山も、山裾までかなりよく見えるようになりました。
ここまで歩いてきたご褒美ですね~

なんだかもうゴールした気分ですが、まだ最後の下山が残っています。
水道に「飲めます」と書いてあったのでがぶ飲みして、ほっと一息ついたら出発です。

この先は、琵琶滝コースや稲荷山コースなどいくつもの下山路を選ぶことができますが、最後は薬王院にお参りして帰りたいので、オーソドックスに一号路(表参道)を下ることにします。

15時55分 、薬王院に到着。
本日の無事を感謝します。

陣馬山からずっと、すれ違う人と挨拶を交わしてきましたが、小仏城山のあたりから「こんにちは」と声をかけても応じてくれない人が増えてきて、もうこのあたりでは声をかけるのも恥ずかしい雰囲気です。

あぁもうここは山じゃないんだな~、と。
人の数はどんどん増えるばかりなのに、逆に何だか寂しい思いがこみ上げてくるのでした

16時14分。
この先、高尾山口駅まで膝に来る固い道が続くのはわかっているし、正直、もう歩くのに飽きました
リフトに乗ってしまいましょう

いや、このリフト、むちゃくちゃ高度感あるじゃないですか
下に網はあるけれど、網から地面までが結構高いの
スキー場のリフトによくあるような安全バーもついていないし、身が縮みます。

とはいえ、関東平野の展望もここで見納めです。
12分間の空の旅を楽しみましょう。

16時30分 、山麓駅に到着です。
リフトの営業は16時30分で終了。間に合ってよかった

16時36分。
高尾山口駅は横目に見送って、今日は高尾駅まで歩きます。

すぐそこだよね、って勘違いしていましたが、結構歩くんですね。
しかも、車の行き交う甲州街道をただひたすら歩くだけで、面白いところなどどこにもありません。
いやぁ最後に疲れがどっと

17時02分、高尾駅に到着です。

最後はリフトを使ってしまいましたが、我ながらよく歩きました。
朝、ここから出発したのが何日も前のような気がします。
2週続けての山歩きで、よし、まだまだ体力は大丈夫、と自信もつきました。

低山歩きには厳しい季節になってきましたので、近郊での足慣らしはこれにて終了。
次は、7月末~8月頃に、尾瀬・燧ケ岳に行ってきます

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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