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鳥ラン 2024/10/20@石神井川 練馬城址公園-愛宕橋

石神井川イメージ

石神井川イメージ

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先週、久しぶりに鳥ランやったばかりですけどね。
楽しかったので、今週も行ってみましょう。

本日も夜明けとともにスタート。
雲が広がり、やや薄暗い朝。鳥撮りにはいまいちのコンディションです。

今回のスタートは練馬城址公園。
もと「としまえん」って言った方が伝わりやすいかな。
石神井川にあまり馴染みがなくても、としまえんのなかを流れていた川、といえば「あぁ、あれね」と気づいてくださる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

閉園から早や4年。
流れるプールとか、コークスクリューとかで歓声が響き渡ったのも今は昔。
すっかり静かな、住宅地のなかの都市公園です。

カワウさんが繰り返し、潜っては出て、潜っては出てを繰り返しています。
人の目ではよくわからないのですが、きっと川のなかには美味しいものがいっぱいあるんでしょうね。

さて、今日もここから上流へと向かって走ってまいります。

練馬城址公園から2つめの橋、田中橋の欄干とまってくれたハクセキレイさん。
私の目の前。いかにも「撮って~」って言わんばかりのお澄ましポーズ。
ありがたくレンズを向けていたのですが、そこに…。

どけどけっっ!て感じで、セグロセキレイさんが近くの屋根の上から舞い降りてきました。
あっけなく蹴散らかされるハクセキレイさん。
大きさはあまり変わらないのに、セグロセキレイさんの方が強い…っていうより、ちょっとだけ「強気」なんですよね。

さて、しばらく走りまして、練馬高野台駅近くの下薬師堂橋です。

橋から見下ろすと、コサギさんがぽつんと佇んでおりました。
ここは流れに小さな段差があって白波が立つので、ちょっとスローシャッター(1/4秒)で狙ってみたら、期待どおりの白滑の流れをバックにした写真が撮れました。
獲物を探す間、じっと動かないコサギさんならではの一枚ですね。

ここは西武池袋線の高架下で、上も下もコンクリートに囲まれた人工物の世界なのですが、コサギさんのまわりだけ切り取ると「深山幽谷の美しき自然」のように見えなくもありません。え?言い過ぎ?

さらに走ってまいりまして、こちらは上石神井駅近くの愛宕橋です。
遠い昔、ここのすぐそばにある早稲田大学高等学院とか受験に来たのを思い出します。
落ちたけど(汗)

コンクリートの護岸に、キセキレイさんが貼りついておりました。
垂直壁なのに、コンクリのでこぼこにうまいこと足をかけてあたりを見回しています。
周りにいくらでも平らな足場はあるのに、わざわざそんなところにとまらなくても。
なかなか器用なやつですな。

ちなみに、さっきのハクセキレイさん、セグロセキレイさんよりも、キセキレイさんはさらにちょっとだけ強気なイメージです。同じセキレイさんの仲間うちでも、しっかり序列があるようですね。

さて、今日は愛宕橋で折り返すことにしましょう。

こちらは、愛宕橋から300mぐらい下流にある親水デッキです。

以前はこのあたり、川幅の半分ぐらい土砂が積もってその上に草や低木が茂っていまして、春には葦の陰でカルガモが子育てをしたり、秋にはガマの穂にカワセミがとまって獲物を狙ったりして、ちょっとした鳥の楽園の様相だったのですが、今年の春に浚渫工事が入って、あっさり平たい流れの景色に変わってしまいました。

まぁ、住宅街を流れる都市河川のこと、洪水対策が最優先ですから仕方ないですね。
とはいえ、お気に入りの鳥さんスポットだっただけにちょっと残念です。

でも、カワセミさんは逞しいですね。
浚渫工事の前に比べれば姿を見かけることが少なくなりましたが、それでも新しい環境に早くも適応したようです。今日も親水デッキの欄干から獲物を狙っておりました。

再びハクセキレイさん。
カワセミさんのように派手に水に飛び込んだりはしませんが、ハクセキレイさんも水中の虫とかがお好みなんですよね。

昭和30年代から40年代、石神井川は魚が棲めないほど汚れた川だったそうです。その後、下水道の整備や川辺の環境復元、地域の方々の努力によって、今では「元通り」というわけにはいきませんが、コンクリ護岸の都市河川なりに水辺の生態系が戻ってまいりました。

ハクセキレイさんのいる川は、水生生物が暮らしていける川。大切にしたいですね。

1kmほど走った茜歩道橋で、再びカワセミさんに会えました。
なんだかんだ言って、やっぱり君に会いたくて走ってるんだよね~。

最後、4kmほど走って戻り、目白通りの練馬大橋で本日の鳥ラン終了です。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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