秋も深まってまいりました。
ちょいと久しぶりの石神井川鳥ランです。
本日は谷原二之橋からスタートです。
例によって、上流へと向かって走ってまいりましょう。
高野橋近くの水辺にハクセキレイさん。
ピンポン玉に顔と尻尾をくっつけて、うす墨でさっと模様をつけたような。
いつもは、もうちょっとシュッとしたイメージの鳥のはずなのですが、角度によってあっという間にゆるキャラになるかわいいやつです。
ぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱく…
水面掃除機ですか、ってぐらいにどこまでも突き進むコガモさんであります。
いくらシベリアに比べれば暖かいとはいえ、何千キロもの旅をしてきて、この東京の冬を乗り切るには、これぐらい食欲旺盛じゃなきゃね。
すずしろ橋では、キセキレイさんが枯草の上でバランスチャレンジ。
こんな脆そうな足場でびくともしないとは、さすが体重20g。
全部合わせて塩大さじ1杯と同じぐらいの重さしかない体のパーツで、あんなに俊敏に飛びまわれる丈夫なキセキレイさんが出来上がるなんて、どんな仕掛けなんでしょう。不思議です。
丈夫さなら負けないよぉ、ってホバリングで猛アピールするカワセミさんであります。
まぁ、ザリガニとか平気で丸呑みしてしまうキミの場合は、丈夫は丈夫でも「胃が丈夫」って方がピタッとフィットする感じですけどね。
ジョビ子さん登場。
頭から湯気立ってますな… って、そんな訳ありませんね。なにが映り込んだのやら。
それにしてもジョビ男くん、ジョビ子さんって呼び方、誰がいつ名付けたんでしょうね。実に耳なじみが良くて素敵です。本来の「ジョウビタキの雌」ってお堅い言い方を忘れてしまいそうです。
今日も山下橋で石神井川沿いの道から離れ、石神井公園へと向かいます。
早朝の三宝寺池は、今日も静かです。
樹上にアオサギさん。
あの長い首を、どうやって収納しているのでしょう?
ろくろ首みたいに伸びたり縮んだりしているんじゃないか、って思うぐらい、見れば見るほど不思議な体躯です。
今日は石神井公園、鳥さんたちの姿はたくさん見られたのですが、天気がいまいちで薄暗く、あまり気に入った写真が撮れませんでした。難しいなぁ…。
そろそろ折り返すことにしましょう。2kmほど走って高野橋まで戻ってまりました。
先ほど、往き路でホバリングしていたカワセミさんかな。
木彫りの工芸品でこういうのありますよね。
ちんまし座って、人に喜ばれるかわいいポーズ。カワセミさん、わかっていらっしゃいますねぇ。
って、何を勝手に決めつけてるんだか。
ちなみに高野橋の「高野」って、「東の高野山」あるいは「新高野」と呼ばれ江戸庶民の信仰を集めた長命寺(1613年創建。江戸名所図会にも掲載され、御府内八十八箇所霊場の第十七番札所として江戸市中からの参詣者で賑わった)に由来するそうです。西武池袋線の「練馬高野台」駅も同様ですね。
最後、上新田橋まで走ってこの日の鳥ラン終了。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。