野鳥を撮りながらジョギングを楽しむ「鳥ラン」。
今日は練馬高野台駅近くの長命寺からスタートです。
江戸初期に創建され、東の高野山として江戸の人々の崇敬を集めたという長命寺。
ここは梅の名所としても知られます。きっとメジロさんも来ているはず。
まだ二分咲きぐらいですね。来週あたりが見頃でしょうか。
メジロさんは…?
いました!
一羽だけですが、せっせと蜜を集めて跳ね回っていました。
このあと満開になるとほかのメジロさんたちも集まってくるでしょうから、ひとり占めできる今のうちにとれるだけとるぞ~ってな思いでしょうか。
長命寺を出て、南西の山下橋から石神井川に沿って走ってまいりましょう。
走り始めてすぐにジョビ子さん(ジョウビタキのメス)発見。今日は晴天で陽だまりは暖かいですから、草陰から虫たちが「春だ~!」と出てくるのを待ち構えているのでしょうかね。
私がカメラを向けてもまるで動じません。好きなだけ撮っていいよー、と言われた気がしたので(気がしただけ)ありがたく撮らせていただきました。
護岸の斜面にハクセキレイさん。
この子も動じないですよね。私の進行方向であろうと何だろうと堂々と居座って、かなり近づくまで逃げません。このあたりの人間は襲ってこないし、たとえ襲ってきたとしても鈍い人間など簡単に身を躱せる、と見切っているのでしょうね。
流れの脇にできた水たまりで、メジロさんたちが水浴びをしていました。
気持ちよさそう… と思いましたが、いくら陽当たりがいいとはいえ、いま冬ですよね。ぶるぶる…。
ジョビ男くん発見。
さっき、向こうでジョビ子さん見かけましたよ。
って教えてあげたいですけど。言葉通じないですよね。残念。
岸辺の大きな石にキセキレイさん。
透明感のあるレモン色と、背後の川の流れのキラキラがとてもよくお似合いですね。
コンクリの垂直護岸を懸命に登るメジロさん。
鯉の滝登りか、それともスパイダーマンか。
一羽だけでなく、集団で競うように登っていました。
あなた飛べるんでしょ。なんでわざわざ足でよじ登るのよ…。
壁面の苔とか食べるのかな?とも思ったのですが、食べられそうなものは見当たりません。
写真の場所は割れ目がありますが、割れ目のないところも登っていたので、奥の方にいる虫とかを食べている訳でもなさそうです。
私はメジロさんの壁登りを初めて見ましたが、そんな習性があるのでしょうか。ご存知の方がいらっしゃいましたらコメント欄から教えていただけると嬉しいです。
富士見橋の下にたたずむコサギさん。
羽毛の繊維の一本一本まで美しいですね。
こぶし橋下の陽だまりでは、コガモさんたちが集まってのんびり休憩中。
洪水対策で深く掘り下げられた石神井川ですから、きっと、川面まで下りれば風も当たらず暖かいのでしょうね。
その先、環八の高松橋で石神井川沿いの道を離れ、坂の上にある「もちのき憩いの森」へと駆けあがってまいります。
だいぶ花が開いてきましたね。二分咲きといったところでしょうか。
梅の枝に陣取っていたのは、メジロさんたちではなくて…。
モズさんでした。
あなた、花の蜜に興味なんかないでしょうに。
でも梅の花、ちゃんと似合っていますね。
その場所、譲っていただけませんかね。
あなたがいると、警戒してメジロさんが茂みから出てきてくれないんですよね…。
… なんて勝手なお願いを聞いてくれるはずもなく。
少々にらめっこさせていただきましたが、私の方が退散することにいたしましょう。
さて、次はいつもの「中ノ宮竹林公園」ですが…。
10本ぐらいの梅が次々に咲いていますが、メジロさんの姿がありません。
いつもはわちゃわちゃと追いかけっこしたりして賑やかなのですが、どこかへ出かけてしまったのでしょうか。
待っていれば戻ってきてくれるのかもしれませんが、立ち止まっていると寒いので、早々にジョギング再開、田柄梅林公園へと進むことにいたします。
ただいま三分咲きぐらい。いよいよ見ごろです。
メジロさんの姿も、カメラを持った方々の姿も増えてまいりました。
顔よりでかい花。
というより、メジロさんがいかに小顔かというのがよくわかりますね。
全身で春を讃えるメジロさん。
ファンタジーの世界につながっていそうな青空でした。
私もメジロさんたちにつられてすっかりハイになってしまいましたが、カメラの充電が切れたので本日の鳥ランはこれにて終了。いっぱい撮った~満足、満足。
最後までお読みいただきありがとうございました。