野鳥を撮りながらジョギングを楽しむ「鳥ラン」。
いつもは午前中に出かけるのですが、今日は午前中に用事があったので珍しく14時過ぎのスタートです。まだまだ夕暮れの早いこの季節、日陰のメジロさんはあまり映えず残念な写真になりがちですから、日が傾いていくのと競争ですね。頑張ってまいりましょう。
スタートは目白通りと四商通りの交差点そばの「上新田橋」。
本日も石神井川沿いの鳥ランを少しだけ楽しんでから、メジロさんと会えそうな梅見スポットを巡ってまいります。
ちなみに石神井川の上新田橋から上流は、梅ではなくて桜の名所。
まだまだ咲くのは先ですが、こちらも花の頃に鳥ランに出かけることにいたしましょう。
ハクセキレイさんは今日も元気です。
1日中跳ね回っているイメージですが、この小さな体でよく体力が持つものだと感心してしまいます。
せめてセキレイ科の仲間うちでの追いかけっこをやめればもう体力温存できるでしょうに。でも視界に他のセキレイが映れば我慢できず蹴散らしにかかる。そういう本能なんでしょうね。
新小橋でお仕事中のコサギさん。
彼らもごしごし、ごしごしと1日中飽きることなく川底の泥をかき混ぜております。
ここで年中暮らしている鷺たちが多いということは、彼らの食生活を支えられる十分な獲物がここにいるのでしょう。コンクリ護岸の無機質な都市河川ではありますが、人の目には見えない生態系が息づいているのですね。
7つめの橋、新小橋で左折。坂を上ってここからは緑地巡りです。
まずは高松しいのき憩いの森。
一歩入ったら、何十羽ものムクドリさん、オナガさんたちが一斉にばさばさーっと飛び立ちました。
どうやら、お食事中の群れの中に、走って乱入する形になってしまったようです。
なにするんだよ~って顔で、ムクドリさんたちが樹上から私を見下ろしております。
気がつかなかったんですよ、ごめんね~。
例年、ここを冬越しの拠点にしているらしいツグミさんを見ることが多かったのですが、今年はまだ見かけません。
考えてみればこの冬、ほかの公園などでも見た覚えがないですね。2020年に鳥撮りを始めたときは「冬になると、行く先々で会える鳥」というイメージだったのですが、年々減っている気がします。練馬には来てくれなくなってしまったのでしょうか…。
高松しいのき憩いの森を通り抜けまして、次はたかまつ憩いの森へ。
前回行ったもちのき憩いの森、南高松の森緑地もそうですが、この練馬区高松界隈には、昔からの農家さんの屋敷林が、緑地として開放されているところがたくさんあります。都会で暮らす鳥たちにとっても、ここが憩いの地であり続けてくれるといいですね。
電線の上にワカケホンセイインコさん。
なかなか強気で大きくて(顔も怖くて)カラスでさえも遠巻きに見守るしかない、すっかりこのあたりの空の主です。
もともとインドとかスリランカあたりの鳥だそうですが、練馬の気候が彼らに合ったのでしょうか、この寒空でも元気いっぱいです。
さて次はいつもの中ノ宮竹林公園です。
気の早い1本だけが満開だった白梅ですが、まわりの梅も咲き始めたようですね。
午後なので会えるかちょっと心配だったのですが、メジロさんは飽きる様子もなく花々の間を飛び回っていました。なんだか来るたびに増えている感じがいたします。
メジロさんの視界そこらじゅう梅の花。あまりに多すぎて、どの花の蜜を吸えばいいのかわからなくて混乱しているのか、妙にハイになっているようにも見えます。豪華100種類ホテルビュッフェに右往左往する人間みたいなもんでしょうかね。
元気いっぱいなメジロさんを見習って、次、行ってみよ~!
というわけで田柄梅林公園でございます。
4日前はまだほとんど咲いていなかった白梅が開き始めていました。
まだ一部咲きにも満たない「ちらほら咲き」といったところでしょうか。
紅梅からメジロさん。
赤と緑がとてもお似合いです。
このあと光が丘団地の夏の雲公園まで走りましたが、メジロさんの姿は見られませんでした。休日の午後、たくさんの子供たちが駆け回っていて、歓声も響き渡っていますから、鳥たちもどこか静かな所で休んでいるのでしょう。やっぱり鳥を撮るなら朝がいいですね。
本日の鳥ランはこれにて終了。
最後までお読みいただきありがとうございました。