• お散歩パンダ.com – お散歩パンダのおでかけレポート

    野鳥を撮りながらジョギングを楽しむ「鳥ラン」。
    今朝も、前回同様、メジロさんをめあてに近所の梅を巡ってまいります。

    今朝は前回と逆順で、夏の雲公園からスタートします。
    ただいま朝7時過ぎ。夜は明けているものの、街路樹は建物の陰で少々薄暗く、メジロさんたちの姿はどこにも見えません。

    皆さまも「鳥の鳴き声で目を覚ます」「鳥たちは朝が早い」というイメージがあるかと思いますが、どの鳥もみな朝が得意、という訳ではないようです。

    あくまで私の感触ですが、鷺や鴨たちは、まだ日が昇る前から元気にお仕事(食物採取)を始める、働きものの早起き鳥。一方でカワセミさんやメジロさんは、あたりがすっかり明るくなってから動き始めるスロースターターのようです。体が小さいこともあり、日差しを浴びて体が温まるのを待っているのかもしれませんね。なので、カワセミさんやメジロさんをめあてに探鳥に行くなら、夜明けとともにでかけるよりは、8時とか9時とかに出かけていく方が会える可能性が高いように思えます。

    なので、今日はちょっと早すぎたようですね。
    とはいえ会えないのは残念だよなぁ、としばらく粘っていると、梅の木にも陽があたりはじめ、それを待っていたかのように、まわりの低木の茂みからチチチッと小さな声が漏れてまいりました。なんだメジロさん、こんな近くにいたんですね。全く気づきませんでしたよ。

    驚かせないように、もう少し待っていると…。

    茂みから出てきたメジロさんが、紅梅の枝にとまってくれました。
    待っていた甲斐がありました。さすが、私の期待をわかっていらっしゃいますね~。

    動き始めればもう元気げんき。
    人間にはとても真似できない、こんなアクロバティックな体勢もお手のもの。花がどんな向きに咲いていても蜜を吸えるように、長い年月をかけて進化してきたのでしょうね。

    いやぁ、満足した。次、行ってみましょう。
    3分ほど走りまして、田柄梅林公園に到着です。

    3日前と変わらず、白梅の開花はまだまだ。
    さすがに、そんな短い期間では変わらないですよね。

    公園の西側、バス停に並びの低い植え込みのなかで、メジロさんがあたりの様子を窺っていました。
    梅が咲いたら、いちばんに飛び込んでやるぞ~って心意気でしょうか。

    メジロさんのかわりに、って訳でもないでしょうが、梅園のなかにいたのはジョビ子さん… ジョウビタキのメスですね。ぱっと視界を横切って、最初はメジロさんと間違えてしまったのですが、こうして改めて並べてみても、色合いが淡いほかは、メジロさんとよく似ていますね。

    上に目を向けると、ヒヨドリさんが蝋梅の花をぱくぱく。
    その調子で食べ続けられたのでは、あっという間に2本しかない蝋梅の花が丸坊主になってしまいそうです。お手柔らかにね~。

    虫が主食のシジュウカラさん。この枯葉と枯草ばかりの公園のどこに美味しいものがあるのだろう、と不思議に思えますが、食べものを探すセンサーは抜群なのでしょうね。右へ左へ飛びまわり、今日の田柄梅林公園ではいちばんの元気印でした。

    再び3分ほど走りまして、中の宮竹林公園にまいります。

    先ほどの田柄梅林公園をはじめ、この近辺、まだまだ開花前の白梅が多いなか、早々に華やかに開花した白梅を見つけたここのメジロさんたちは「勝ち組」ってことでしょうかね。心なしか、表情に自信がみなぎっているように思えてしまいます。私の勝手な見立てかもしれませんが。

    5分ほど南下しまして、お次は南高松の森緑地です。
    ここは昨年工事が入ってきれいに整備されたのですが、もともとあった梅の木が何本か伐採されたようで、数が減ってしまったのがちょっと残念です。残った梅はまだ開花前でメジロさんの姿は見られませんでしたが、開花する何週間か後には来てくれると嬉しいですね。

    今日、ここで会えたのはモズさん。
    小さな猛禽などと呼ばれますが、私は有名な早贄も、ほかの鳥を襲っているところも見たことはありませんので、このもふもふ鳥さんが?本当?ってのが正直なところです。でも、確かにこの眼光の鋭さは他の草食や虫食の鳥さんたちとはちょっと違うよね、とも思えてきました。周辺にメジロさんやシジュウカラさんたちの姿が見えないのも、モズさんを警戒してのことかもしれません。

    続いてすぐ南にある、もちのき憩いの森に移動します。

    北側が梅林、南側がモチノキなど常緑樹のうっとうとした暗い林になっています。
    南側の緑の中にはメジロさんがたくさんいるようで、さかんに声が聞こえてきます。
    そのうち出てきてくれないかな…としばらく待ってみましたが、花の咲く前の梅の木には興味がないようで、姿を見せてはくれませんでした。残念。

    3日前に来たときはつぼみも固く、咲くまでまだしばらくかかりそうだな、と思っておりましたが、ほんの1~2輪ですが咲き始めていました。来週ぐらいにはここでも華やかな景色が見られそうで楽しみです。

    最後に、いつもの石神井川ランもちょっとだけ楽しんでまいりましょう。
    道楽橋からスタートです。

    ハクセキレイさん。
    水辺でよく見る鳥ですが、今朝は夏の雲公園や田柄梅林公園でも見かけました。
    人間のつくった環境に適応し、人工物ばかりの都会でも逞しく生きています。

    人間環境への適応といえば、代表選手は何といってもドバトさんですね。
    コンクリ護岸に開いた排水口も、彼らにとっては貴重な棲みかです。
    あまりにも見慣れた彼らですが、石神井川に暮らす様子を見ていると、さまざまな構造物を人間の意図とは違う形でうまく使いこなしていて興味深いですね。

    練馬大橋に到着。本日の鳥ランはこれにて終了。
    最後までお読みいただきありがとうございました。


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