ようやく暑さもおさまってまいりました。
9か月ぶりになってしまいましたが、久々に「鳥ラン」行ってみましょう。
早朝、日の出直前の上新田橋からスタート。
鳥たちの声は聞こえますが、まだ薄暗くて私のコンデジでは鳥撮りは厳しいですね。
日が差し込むまでは、無理に鳥の姿を追わず、のんびり走ってまいりましょう。
2kmほど上流の山下橋で振り返ると、朝日が昇ってきておりました。
ここで川沿いから離れ、今日は石神井公園に行ってみましょう。
石神井公園に到着。すっかり明るくなりましたね。
石神井池では、カルガモさんたちがのんびりぷかぷかと漂っております。
この秋初めてのキンクロハジロさん。
彼らの姿を見ると、冬の足音の速さに驚いてしまいます。
ついこの間まで、史上最も遅い真夏日だなんて、騒ぎになっていたのにね。
石神井池の遊歩道を駆け抜け、西側の三宝寺池へとまいります。
三宝寺池の木道はランニング禁止です。
ここは走らず、のんびり歩いて一周しましょう。
蓮の葉の間を悠然と歩くアオサギさん。優雅ですね~。
ちょっと歩けば、また別のアオサギさん。
石神井公園のアオサギさん密度は、東京各地の公園を見比べてもかなり高い方だと思えます。
三宝寺池には、春から夏にかけて多くの鷺たちが巣作り→子育てに集まる小島がいくつかあるので、ここ生まれで、そのまま居ついているアオサギさんも多いのでしょうね。
アオサギさん密度の高い公園で思い当たるのは、他には多摩動物公園ですね。
あそこは飼育されているペリカンの餌を頂戴しにやって来る盗人アオサギさんが園内の森に居を構えて、どちらが飼育動物だかわからないぐらいでかい顔をしていますので、アオサギさんの生育環境としてちょっと特殊ですが。
早朝の三宝寺池は、背の高い木々に囲まれてビルやマンションが全く見えないこともあって、高原リゾートの湖を思わせるような趣ある風景を楽しめます。
仕事に疲れた週末など、手軽にリフレッシュしに行くには最適のスポットでおすすめですよ。
昼間、人出が多くなってくると落ち着かないので、始発電車でどうぞ。
数でいえば、たぶん一番多いのはカルガモさんでしょうかね。
存在感の面で、アオサギさんに押されている気はいたしますが。
そんなことを気にするのは人間だけでしょうけど。
またまたアオサギさんです。
三宝寺池で鳥を撮ると、アオサギさん率が高くなるのはいつものことです。
ところで。
今年の8月だったかな、豪雨の日、落雷がありましてね。
池のほとりの巨木が縦真っ二つに割られ、片方が横倒しになるという出来事がありました。
雷の威力は凄まじいですね。住宅地のなかの公園なので油断してしまいがちですが、雷が鳴ったら公園内で雨宿りなどせず、避雷針のあるビルが多い街なかに急いで戻るのが賢明ですね。
2か月ぶりに来てみれば、でっかい切り株になっておりました。
どうやってあの巨大な倒木を撤去したんでしょうね。運び出すところを見てみたかったな。
安全に整備いただいた皆さまに感謝です。
アオサギさんって、首をのばせば1m以上もある大きな鳥なのに、体重は1~2kgぐらいなんですって。人間との体積比で考えると10kgぐらいあってもよさそうなのに、なんでそんなに軽いのか不思議ですよね。
まぁ、だから人間は自力じゃ飛べないんでしょうけど。
三宝寺池のランニング禁止区間から出てまいりました。
ここから復路。上新田橋へ向かって走ってまいりましょう。
白鳥さんいっぱい…じゃないですね。
ボート場が開く前の整然たる白鳥さんも、ちょっとした見ごたえがございます。
平成みあい橋の近くにコサギさん。
アオサギさんの優雅さとはまた異なる、白一色の美しさに見惚れてしまいます。
アオサギさんは川よりも池で見かけることが多く、コサギさんは逆に池よりも川の流れをテリトリーにしていることが多いようです。
アオサギさんはじっと動かずに、一瞬の早業で獲物を捕らえるので静かな池が得意。
一方のコサギさんはしきりに足で川底の泥をかき回して、隠れている魚や虫を追い出して捕えるスタイルなので流れのある浅い川が得意。
そんなふうに、狩りのスタイルの違いがすみ分けにつながっているのでしょうかね。
あくまで素人目で観察した限りの想像ではございますが。
上新田橋まで戻って、本日の鳥ラン終了。
最後までお読みいただきありがとうございました。