先週初めてやってみた、コンデジ片手にジョギングしながら鳥を撮る、名づけて「鳥ラン」。
意外に気持ちよく走れましたので、今週も行ってみましょう。
今回は、目白通りと四商通りの交差点にある上新田橋からスタートです。
第一鳥さんはキセキレイさん。高野橋にて。
このあたりでよく見るハクセキレイさんよりも、ちょっとだけレアなんですよね。
水彩絵の具を滲ませたような、お腹からしっぽにかけての差し色がおしゃれです。
先週は山下橋(石神井公園駅の南)で折り返しましたが、今日はもう少し遠くまで走るつもりで出てきましたので、しばらく鳥さん探しはお休みして走りに専念します。
スタート地点の上新田橋から5kmほど上流、上石神井団地の「集い橋」まで走ってまいりました。
右岸が芝生の緩斜面になっていて、大雨のときに遊水地となって下流を洪水から守ってくれます。普段は公園として、流れのすぐそばまで下りてくることができます。
このあたり、流れのなかにちょっとした茂みがあったりして、水辺の鳥たちのお休み処になっているので、バードウォッチャーさんたちがカメラを構える姿もよく見かけます。
でも今日は誰もいませんね。気兼ねなく鳥さんたちを探させていただきましょう。
早速、コガモさんを見つけました。
この寒いなか、よく水につかったままでいられますよね。
シベリアから飛んできた彼らにとって、東京の川はむしろ温かくてほっとしているのかもしれません。
カワウさんも悠々と泳ぎまわっています。
何度も潜って魚を追いかけて、元気なものです。
小さな体ですぐ冷えてしまいそうですが、よほど彼らの体温調節機能は優れているんでしょうね。
ダイサギさんだかチュウサギさんだか。
並んでくれれば大きさで区別できるんでしょうけどね。
鳥を撮りはじめてもうすぐ4年になりますが、相変わらず見分けがつきません。
カラスさん。そこに食べ物はなさそうですが、水に映る自分の顔に何を思うやら。
なんとも思慮深げな表情。
知能が高いそうですから、何か詩やら物語やらを考えているのかもしれませんね。
新種のミズバショウです、とか適当なこと言えば信じる人もいるかも。
カルガモさんかな。
2羽でシンクロ… いや今はアーティスティックスイミングっていうんでしたっけ。
息ぴったりですね。
そういえばさっきからぴぃぴぃと鋭い声が行ったり来たりしているんですよね。
飛ぶのがとても速くて、なかなか私の腕と機材ではとらえられないのですが…。
やっと、撮れるところにとまってくれました。カワセミさんです。
またすぐに飛び立とうとするので慌ててパチリ。
左が女の子、右が男の子でしょうか。
なんとも微妙な距離感。春までまだ少しありますが、それまでには距離をつめてくれるのでしょうかね。
飛んでいるところもなんとか撮れました。
獲物は蟹かザリガニか。これを丸呑みしてしまうんですよね。
よほど喉も胃も丈夫なんでしょうね。
さてさて。
もう少し上流の西豊城橋で今日は折り返し。上新田橋までジョギングで戻ります。
栄橋上流の親水デッキ。
このあたりも鳥さんに逢えることが多くてお気に入りスポットです。
オオバンさん。
カメラを向けたら、ちょっと警戒されちゃったかな。
ごめんね、撮ったらすぐいなくなるから勘弁してね。
おさかなくわえたコサギさん。
弱肉強食、食物連鎖。たんぱくしつ摂取は欠かせない営み。
寒い冬を乗り越えるには、しっかり食べなければ。
冬の石神井川でこれだけ多くの鳥たちを見られるのは、それだけこの川が豊かさを取り戻しているからなのでしょう。
もう少し下流、松之木橋あたりでダイサギさん、コサギさん、カワウさんの3ショット。
彼らが元気で冬を越せますように。
さてさて最後、蛍橋近くで、またカワセミさんに逢えました。
南の神田川や善福寺川、あるいは北の白子川や黒目川、落合川などでもカワセミさんの姿は見かけますが、カワセミさん密度は石神井川が一番高いように思われます。
渓流の宝石などといわれるカワセミさんですが、すっかりこの都市河川にも馴染んでいるようですね。
上新田橋までのんびり走って戻って、この日の鳥ラン終了。
最後までお読みいただきありがとうございました。