例年になく寒さの厳しいこの冬だが、今日はまた特に寒く感じる。
仕事を終えて職場のビルから出てくると、外は嵐のような北風。うぅ~~~、こういう日はさっさと風呂に入って温まるに限る。
職場のある豊洲から地下鉄に乗り、平和台で下車。ここから自宅までは自転車で15分ほどだが、この風では自転車で走るのも億劫だ。ずっと気になりつつも入ったことのない銭湯が近くにあるので、今日はちょっと寄り道だ。
「ゆーポッポ」という、いかにも最近つけられたような名前の銭湯は、平和台の駅から歩いて5分ほどのところにある。中に入るのは今日が初めてだ。
券売機でチケットを買い、早速脱衣所へ。木の床に白い壁の脱衣所は、こざっぱりとしていて居心地が良い。
夜遅いせいか、脱衣所に先客の姿はなく、浴室も閑散としている。お風呂はハーブ湯(今日は「よもぎ湯」)、ジェットバス、高温湯と並んでいるほか、左奥にはサウナと水風呂、右奥には露天風呂もあるようだ。早速露天風呂に行ってみたかったが、先客の2人が声高に談笑しているので、とりあえず割って入るのは遠慮しておくことにした。
中のお風呂は、ハーブ湯とジェットバスはややぬるめで、「高温湯」も名前ほど熱い湯ではなかった。ゆっくり入るにはありがたいが、外が寒いので帰りが心配だ。
露天風呂の先客が戻ってきたので、入れ替わりに外へ出ようとすると、ザザーッという高い水音が聞こえてきた。見ると、1メートルほどの高さから滝のようにお湯を落としている。それほど広い風呂ではないし、露天といっても天井の半分が外してあるだけの「吹き抜け風呂」なのだが、目をつぶって滝音を聞いているとそんなことも気にならない。山奥の温泉宿気分、とまでは自分を言い聞かせられないが、それなりに良い気分になった。
露天から戻り、もういちどハーブ湯へ...「うゎっつっ!」ぬるいつもりで入ったら、いつのまにかかなり熱くなっている。ちょっとびっくりしたが、入れないほどの熱さではないのでむしろ有難い。ここでよく温まれば、外に出てもすぐに湯冷めしてしまわなくて済みそうだ。
ゆーポッポ
2006年1月19日 23:05入店