
例年にも増して厳しい残暑で、9月に入ってからもとても鳥ランに行く気にならない陽気の朝が続きましたが、ようやくここ数日涼しくなってまいりました。夏のあいだ姿を隠していた石神井川の鳥たちも、そろそろ顔を見せてくれる頃でしょうか。楽しみに走ってまいりましょう。

朝6時過ぎ、上新田橋からスタート。
今回も上流へ向かって走ってまいります。

大野橋手前の欄干で、ドバトさんたちがびしっと整列… いや、ちょいと団体行動が苦手そうなのが左右両端にいて列が乱れております…。
ここ以外、周辺に鳩の姿は見あたりません。なぜここに集まっているんでしょうね。鳩の社会にも朝礼とかあるんでしょうか。

こぶし橋の手前、水辺のブロックの上で、2羽のカワセミさんが微妙な距離をとって鳴き交わしております。
声も動きもシンクロして仲良しさんかな、と微笑ましく見ていたのですが…。
とつぜん始まる大乱闘
ナワバリ争いだか何だかわかりませんが、下手すれば翼が折れるんじゃないかと心配になる激しさです。とてもじゃれ合いというレベルではありませんね。子離れの儀式(親鳥があえて厳しく接している)かなとも思いましたが、さすがにここまでやるかな…という気もいたします。
最後、カルガモさんの仲裁?で別々の方向に飛んでいきました。2羽に怪我がありませんように。

翼干し中のカワウさん。
全身黒いので、夏の間は熱が体内に籠ってしまうのではないかと余計な心配をしてしまいます。
猛暑がようやく落ち着いて、ほっとしている様子にも見えますが、勝手な見立てでしょうかね。

高野橋の際にカワセミさん。
見分けがつきませんが、さっきの乱闘から上流に飛び去っていった子でしょうか。
ゆっくり養生してね。

2kmほど進んだ豊島橋でもカワセミさんを見かけました。
石神井川は、都会に進出してきたカワセミさんにとって貴重な餌場でしょうから、数が増えてくると先ほどのような争いの機会も多くなるのかもしれませんね。

おいしいもの捕まえた~、ってな感じで得意気なシジュウカラさん。
獲物を丸呑みにするカワセミさんと違って、足の爪でしっかり押さえて、ぶちぶちとちぎっては食べ、ちぎっては食べを繰り返しておりました。うーむ、なかなか生々しい…。

茜歩道橋まで走ってまいりました。
本日はここで折り返します。

笹目通りの並木の上で、オナガさんが集団で追いかけっこ。
ぐわぁ~ぎゃぁ~と喧しいこと。
せっかくのこの端正なお姿、声がよければもっと人気なんでしょうけどね。

壁に沿って飛びながら、どこにつかまろうかと足場を探すハクセキレイさん。
こんなちょっとした凸凹でもとまれる器用なやつです。
薄く透き通る、蝶のような白い翼。美しいですね~。

往路に大乱闘を見たあたりまで戻ってまいりました。
カワセミさん、いますね。

しかも二羽、またしても微妙な距離感で鳴き交わしております。
同じペアなのか、遠目にはよくわかりませんが、もし同じだとしたら懲りないですねぇ…。

こちらは… カルガモさんではないですね。
Google Lensに聞いてみたら、マガモのメスだと教えてくれましたが、合っていますかね。
早くも北から渡ってきたのか、それとも北へ帰りそこねた子が猛暑の夏を乗り切ったか。
鴨たちで賑わうようになるまで、あともう少しですね。
上新田橋まで戻って、本日の鳥ラン終了です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
