羽合(はわい)温泉ってご存じですか。
ときどきテレビの旅番組とかで、「日本のハワイ!」的に紹介されているのを見かけたりしますよね。
名前が一緒なだけで、常夏の島と似ているわけではございませんが。
その名前に惹かれ、学生時代(平成の初め頃です。すっかり昔話だなぁ)いちどだけ訪れたことがございます。湖畔の温泉街をぶらぶら散歩して、当時近くにあった、お寺がやっているユースホステルに泊まって。
結局「ハワイにいったぞ~!」的な自己満足だけで、温泉に入らずに帰ってきてしまいましたけどね。わざわざ温泉地を訪ねて温泉に入らないなんて、いまなら考えられませんが、学生の貧乏旅行には、温泉旅館は少々敷居が高くてね…。
そんな「日本のハワイ」の眼前に広がる湖(東郷池)の対岸の丘の上にあるのが、今回ご紹介する伯耆国一宮 倭文神社(しとりじんじゃ)でございます。
ここでは詳しくご紹介しませんが、羽合温泉から倭文神社まで、湖畔の道をゆっくり歩いて1時間半ほどです。温泉で一泊してのんびり心と体を癒し、翌朝お宿の朝食をいただいてから、ハイキング気分で倭文神社を目指すのも楽しそうですね。
【ご参考】羽合温泉からの道順はこちらです
残念ながら倭文神社の近くに駅やバス停はないので、最低でも30分以上の歩きになります。神社近くは急な上り坂となりますので、足元が不安な方は、無理せずタクシーをお使いください。
松崎駅から片道1500円ほど(配車料は別途)です。駅前にタクシーのりばはありますが、私が行ったときは客待ち中のタクシーは不在でした。
タクシー会社の情報はこちら
タクシーを使わず、歩いていく方法として、次の2つの案をご紹介します。
倭文神社の最寄りバス停は「藤津入口」。
ここから神社まで2kmほどの歩きとなります。
藤津入口へは、大阪から直通の特急「スーパーはくと」などが停まる「倉吉駅」から「松崎線」のバス(北方入口行き)で15分ほどです。
ただし、バスの本数が少ないので(2024年5月現在、1日7本)、あらかじめ日本交通バスのWebサイトで「松崎線」の時刻を調べてからお出かけください。
藤津入口バス停から倭文神社への最短ルートは、途中の東郷湖羽合臨海公園から山の中の小径を通って宮内へと抜ける道なのですが、経路検索アプリでこの道を示してくれるのはゼンリンの「いつもNAVI」と、ゼンリンの地図を使っている「NAVITIME」だけです(2023年6月現在)。さすがゼンリン。
藤津入口バス停から倭文神社への道順は以下のとおりです。
【追記】 好吃な日々さんの記事湯梨浜町ふしぎ発見!「藤津のお地蔵さん」歴史を歩く(2022/2/17)によると、ここにゲートが設置され、その先は通行止めになっていたそうです。 一時的なものか、恒久的な通行止めかはわかりませんが、通れない場合は先ほどの「左方向の急カーブ」の分岐まで戻り、県道234号線を先へ進んでも倭文神社に行くことができます(10分ほど遠回りになります。途中の「倭文神社→」の看板を見落とさないようご注意を)。 この記事の道順で実際に行かれた方、いまも通行止めか、通れるようになっているか、コメント欄でレポートいただけますでしょうか。記事に反映させていただきます。 【さらに追記】 コメントいただいた「しまきち」さんによりますと、2024年10月にこの道を通って参拝されたところ、ゲートや柵はなかったとのことです(本ページ末尾コメント欄参照ください)。これで安心して参拝できますね。貴重なレポートありがとうございました! |
藤津入口からよりは歩く距離が少々長くなりますが、JR山陰本線の松崎駅から歩いていくプランもございます。
駅から神社までは3km近くありますので、頑張って歩いてくださいませ。
松崎駅には残念ながら特急が停まらないので、鳥取駅または倉吉駅から、普通列車か快速列車で向かいます(鳥取駅から約50分、倉吉駅から約5分)。松崎駅に停まる列車は、1~2時間に1本程度あります。→松崎駅の時刻表
鳥取空港からのリムジンバス(倉吉方面)が松崎駅前にも停まるので、これを使う手もございます。鳥取空港から松崎駅前まで約40分です。→リムジンバスの時刻表
ご紹介は以上です。それでは、よい旅を!
よろしければコメントもお待ちしております。