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    諸国一の宮 (日本精神世界の旅) [ 入江孝一郎 ]

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    一家に一冊。全国すべての一の宮について、ご祭神、由緒から地図・アクセスに至るまで、参拝にあたり押さえておくべきことはしっかり網羅されていて、諸国一の宮巡りを志すなら必携の一冊です。コンパクトサイズで持ち歩くのも邪魔になりません。お出かけ前にまずはお手元にご用意くださいませ。

    新幹線に乗って名古屋から西へ向かい、岐阜羽島を過ぎて長良川・揖斐川を渡って数分のところで、左側に大きな赤い鳥居が見えてまいります。
    高さ21m、南宮神社の大鳥居です。

    とてもよく目立つ立派な鳥居なので、印象に残っている方もいらっしゃることと思います。
    でも、近くに駅はなく、鳥居のある風景はあっという間に後方へと遠ざかっていきます。ちょいと新幹線を降りて立ち寄ってみましょうか、という訳にもまいりませんので、「鳥居があるのは知っているけれど、参拝したことはない」という方も多いのではないでしょうか。

    新幹線から鳥居を見てそっと目礼するのを「遥拝」と解釈するならば、南宮大社はきっと「遥拝者数ナンバーワン」の神社でしょうね(強引だなぁ)。車窓からの遥拝を繰り返されている方、半日あれば十分ですので、今度は名古屋か米原で途中下車して、現地で参拝されてはいかがでしょうか。

    というわけで、今回はその南宮大社へのアクセスのご紹介でございます。

    南宮大社に電車・バスで行くには

    南宮大社の最寄駅は、JR東海道本線の垂井駅です。
    垂井駅へは、名古屋駅からは40~50分(直通は少ないので、多くの場合大垣駅で乗り換え)、米原駅からは約25分です。電車の本数は、時間帯によって差がありますが概ね30分に1本程度です。

    垂井駅から南宮大社ヘは、次の2通りの方法があります。

    バスで行けば楽ですが、ぐるっと遠回りするため時間がかかりますので、待ち時間も考えると歩いた方が早いです。両方ご説明しますので、お好みの方法でお出かけください。

    垂井町巡回バス「さわやか号」で行く(往路16分・復路30分/土曜・休日運休)

    「さわやか号」が出るのは、垂井駅の「北口」です(歩いていく場合とは反対側ですのでご注意ください)。

    2025年1月現在、「さわやか号」は1時間に1本(平日のみ・9時~16時の毎時0分発)出ています。
    同じ垂井駅北口から「さわやか号」「ときめき号」「ふれあい号」という3種類のコミュニティバスが出ていますので、間違えて他のバスに乗らないようにご注意ください。
    時刻表・路線図

    下車するバス停は「南宮大社前」です。
    バスを降りれば目の前が南宮大社ですので、迷う心配はございません。

    ちなみに新幹線から見える大鳥居は、「さわやか号」では往路の「桜林」バス停を過ぎてすぐのところでくぐりますので注目してみてくださいませ(復路は別の道を走りますので大鳥居はくぐりません)。

    歩いていく(約20分)

    歩いていく場合は、垂井駅の「南口」に出ます(「さわやか号」に乗る場合とは反対側ですのでご注意ください)。道順は次のとおりです(地図と合わせてご参照ください)。

    • 駅の改札を出て左(南口)へ進みます。
    • 階段を降りて駅前広場に出ると、右方向と左方向に、それぞれ6~7段ほどの短い下り階段があります(右方向は狭い階段、左方向は広い階段)。
      ここでは、右方向の狭い階段を下ります。
    • 階段を降りたところから、線路沿いの道を進みます(道に沿って自転車駐輪場があるので目印にしてください)。
    • 次の角(50m先・歩いて1分弱)を左折します。
    • 500m先(歩いて7~8分)で新幹線のガードをくぐり、そのまま道なりに進みます。
    • 新幹線のガードから300m先(歩いて4~5分)に、3mほどの小さな橋があります。
      これを渡らずに、手前を右折します。
    • 300m先(歩いて4~5分)の突き当たりを左折します。
    • 100m先(歩いて1~2分)の左側が南宮大社です。

    それでは、お気をつけてお出かけくださいませ。


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