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    諸国一の宮 (日本精神世界の旅) [ 入江孝一郎 ]

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    一家に一冊。全国すべての一の宮について、ご祭神、由緒から地図・アクセスに至るまで、参拝にあたり押さえておくべきことはしっかり網羅されていて、諸国一の宮巡りを志すなら必携の一冊です。コンパクトサイズで持ち歩くのも邪魔になりません。お出かけ前にまずはお手元にご用意くださいませ。

    坐摩と書いて「いかすり」と読みます。
    諸国の一宮には難しい名を持つ神社が数々ありますが、そのなかでも坐摩神社は「読めなさ」では随一と言えるのではないでしょうか。

    さて「いかすり」とは何でしょうか。
    坐摩神社のWebサイトでは「諸説ありますが、土地又は居住地を守り給う意味の居所知が転じた名称といわれています」と記されております。「諸説ありますが」が気になりまして少々調べてみましたところ、かつて侃々諤々の議論があったようでございます。

    少々興味深かったのが生田耕一氏の説。彼は1932年の著書「座摩神の新研究」にて、はじめに他の研究者の説をいくつか紹介し、論評を加えたうえで、自身の説として

    • 「坐(座)」は「揺」の借字である
    • 「揺」は古くは「ユレル」ではなく「ヰレル」(現代仮名づかいにすれば「イレル」)と発音した
    • 「摩」は「スルスル」「ズルズル」「スルリ」「ツルリ」「ツルツル」等、「滑る」義の語である

    などと読み解き、

    • 読みとしては「坐摩→揺が滑る→ヰがスる」でイカスリの神
    • 意味するところは「揺りの神」即ち「地震の神」である

    と結論づけております。
    彼はこの本の序文で

    あらゆる事物に其れ其れの神を有たずには居れなかった此の日本民族-日神月神は勿論、山の神、川の神、海の神、火の神、土の神、樹の神、井戸の神、路次の神、食物の神、竈の神-等々々を初め、疫病神、風神、雨神、霹靂神に至るまで具はらざる無き程の-が特に地震の神丈けを忌避し黙殺したであらうとは如何にしても考へられぬ事ではあるまいか

    とも記しております。
    そういわれてみるとそういうものか… と思わなくもございませんが、「地震の神」説は的を射たものか、それともいわゆるトンデモ説か、果たして…。

    まぁ、研究者でも何でもない野次馬としては、説が面白ければただただ飛びつくのみでございます。
    アクセスガイドの趣旨からどんどん離れていってしまいますので、このあたりにいたしましょう。

    というわけで、今回は摂州一宮・坐摩神社へのアクセスのご紹介でございます。

    坐摩神社に電車・バスで行くには

    坐摩神社の最寄駅は、大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線・中央線の「本町駅」です。
    3つの路線が接続するターミナル駅ではありますが、新幹線(新大阪駅)から行くにせよ、近隣の住吉大社枚岡神社を巡拝するにせよ、御堂筋線さえ覚えておけば十分でしょう。

    本町駅から坐摩神社への道順は以下のとおりです。

    • 本町駅の「15番出口」から地上に出ます。
    • そのまま直進し、次の角(50m先)を左折します。
    • 80m進むと、左側に鳥居があります。これをくぐれば坐摩神社に到着です。

    ご案内は以上です。
    それでは、お気をつけてお出かけくださいませ。


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