
気がつけば、冬至まであとひと月弱。
あたたかい布団を出て、ランニングウェアに着替えて外に出るのがなんとも億劫な季節になってまいりました。
その一方で、いざ走り始めて体が温まってくれば、その冷気が心地良い季節でもあるんですよね。
早起きの鳥たちに負けないように、今日も鳥ラン、行ってまいります。


本日は境橋からスタート。
ちょうど東の空から日が昇ってきたところです。鳥を撮るにはまだ薄暗さが残りますが、走っているうちに明るくなってくることでしょう。

ムクドリさんが勢いよく水浴びをしていました。
今日の練馬の最低気温は7.6℃。ここ数日に比べてやや冷え込みが緩んだとはいえ、人間の感覚では好き好んでバシャバシャやりたい気候とは思えません。
きれい好きなのは良いことですが、さすがに凍えないんでしょうかね。

西武池袋線の高架の手前にカワセミさん。
頻繁に走り抜ける電車の音など、まるで気にする様子がありません。
都会の川で生きるカワセミさんのたくましさですね。

高架下をくぐりぬけると、笹目通りまで250mほどイチョウ並木が続きます。
いまが見頃ですね。あと1週間ほどで一斉に葉が落ちると、こんどは葉隠の術(文字通りの?)を失った鳥さんたちの見頃?がやってまいります。私たち鳥好きにとっては嬉しい季節ですが、鳥たちにとっては隠れる場所がなくなって迷惑千万、と思っているのかもしれませんね。

坂下橋の手前あたりにも、このあたりをナワバリとしているカワセミさんがいます。
今日も風に揺られる細い枝の上、うまいことバランスをとりながら獲物を探しておりました。

青空を見上げるハクセキレイさん。
風はおだやか、日差し柔らか。
朝の冷え込みもそろそろ和らいでまいりました。実に心地良い日向ぼっこ日和です。

カワセミさんも、ハクセキレイさんと全く同じ態勢で虚空を見つめております。
視線の先に、何があるんでしょうかね。私には何も見えないのですが。

石神井川の流れをじっと見つめて、君は何を想うのか。
そこはかとない哀愁を漂わせているキセキレイさんでございます。

何かでっかいかたまりを加えたカラスさんが舞い降りてきたと思ったら。
それ、お酒じゃないですか。

この吞兵衛さんめ。
頭上でカワセミさんも呆れてますぞ。
…って、そんな訳はございませんよね。
カラスさんはお酒が好きなんじゃなくて、光り物が好きなんですよね。
そもそも中身は空のようです。どこから拾ってきたのか知りませんが、空き缶のポイ捨てはダメですよ、人間さま。
それにしても、今日はカワセミさんによく会う日です。
カワセミさん遭遇率の高い石神井川ではありますが、これほど何度も逢える日はちょっと珍しいかもしれません。

遊歩道の終点、小ヶ谷戸橋に到着。
時間の都合で、今日はここで鳥ラン終了。愛宕橋からバスに乗って帰ることにいたします。
あぁ、楽ちん楽ちん(←古語)
最後までお読みいただきありがとうございました。