陸中国一之宮として知られる駒形神社は、いわゆる「新一之宮」に分類される神社です。古代の国制のもとで定められた一之宮とは成立の経緯こそ異なりますが、地域の人々の篤い信仰を集め、精神的な拠り所となってきた重要な社であることに変わりはありません。
元々駒形神社は、現在のお社の西北西約20kmに聳える「駒ケ岳」山頂に祀られたのが始まりで、里宮も隣町(現在の金ヶ崎町)にあったそうです(→現在もあります)。
それが現在の地に遷った経緯は、「国幣小社駒形神社誌」(昭和5年刊。筆者は当時の宮司さん)に次のように記載されています。
| 当社水沢町なる現在の社地は、もと塩竃神社の鎮定地であつたが、明治四年五月十四日国幣小社に列せらるゝの後、奥宮里宮ともに僻阪の地にあつて、参拝に不便であると云ふので、当時水沢県庁の所在地なる水沢町の当社殿を以って仮遥拝所となし奉った。これが現今の駒形神社の起原で(後略) |
「参拝に不便であると云ふ」とあっさり書かれてはおりますものの、裏返せば身近で参拝したいと望んだ方が多かったということでしょう。奥州の商都とも称された水沢に駒形神社が遷されたのは、それだけ地域の方々の崇敬が篤かったことの証ともいえるでしょうね。
それではここから、駒形神社へのアクセスをご紹介してまいりましょう。
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駒形神社の最寄駅は、JR東北本線の水沢駅です。
また、東北新幹線の水沢江刺駅からバスで行くこともできます。
東京や仙台方面から向かうならば、
という2つの選択肢がありますが、どちらも新幹線からの乗り継ぎ先が少なめですので(接続も、必ずしもよろしくない)、両方調べていただいて、スムーズに乗り換えられる方を選んでいただくのがよろしいでしょう。
【ご参考】
奥州市伝統産業会館(水沢江刺駅前)で自転車を借りられるそうです。水沢江刺駅から駒形神社まで片道5km弱ですから、10km/hの安全運転で30分ほど。春や秋の穏やかな季節ならば、サイクリング参拝も気持ちよさそうですね。→ 道順(Googleマップ)
水沢江刺駅から駒形神社方面には、3つの系統のバスが利用可能です。
いずれも本数が少ないので、必ず事前に発車時刻を調べてからお出かけください。
| 乗るバス | 降りるバス停 | バス停から 駒形神社まで | バスの本数 (2026/2現在) |
| Zバス 羽田線 水沢病院行き | 水沢駅通り※ | 徒歩約8分 → 道順 | 1日4本 → 時刻表 |
| 岩手県交通バス 水沢江刺駅線 胆沢病院行き | 水沢駅通り※ | 徒歩約8分 → 道順 | 1日4本 → 時刻表 |
| 岩手県交通バス 美山病院線 水沢駅東口行き | 水沢駅東口 | 徒歩約20分 → 道順 | 1日4本 (土曜2本・日曜運休) → 時刻表 |
※似た名前のバス停があり紛らわしいですが、羽田線の「水沢駅口」水沢江刺駅線の「水沢駅前」で降りないようにご注意ください。どちらも降りるのは「水沢駅通り」です。
バス停の名前は「水沢駅東口」ですが、駅からは離れた場所にバス停があります。
下の地図の「戸田商店」がバス停の位置です。「水沢駅東口駐輪場」と書かれている場所に、地下通路の入口がありますので、これを通って駅の西側(駅舎のある側)に出てください。
駅の西側に出たら、その先の道順は↓次項「JR東北本線 水沢駅から徒歩(約15分)」を参照してください。
一ノ関駅から水沢駅へは、JR東北本線で約25分です。
本数は1時間に1本程度です。→ 時刻表
「水沢駅-駒形神社」をGoogleマップ等で経路検索すると、街なかを何度も曲がって進む最短ルートが表示されますが、わかりづらいのでここでは「わかりやすさ優先」で道順をご説明します(所要時間はほとんど変わりません)。
夜行高速バスに慣れていらっしゃる方でしたら、東京からバスで行かれるのも一案です。
新幹線で東京から片道約13,000円かかるところ、バスならば時期にもよりますが5,000~10,000円ほどで行けますから、節約されたい方にはおすすめです。
↑楽天トラベルで予約できます。
画像をクリックし、出発地を「東京都-全域」、到着地を「岩手県-奥州・平泉・一ノ関」として検索してください。
地元の岩手県交通が運行していた「イーハトーブ号」がコロナ禍以来長期運休となっており、現在(2026年2月時点)は東京から水沢への夜行高速バスは「オリオンバス」1社のみの運行となっております。
水沢到着が朝6時と早いので、バスを降りてから駒形神社までゆっくり移動したとしても、社務所が開くまでの居場所に困ってしまうかもしれません。
私は行ったことがないのですが、次のいずれかでゆっくり朝食をいただくこととしてはいかがでしょうか。
ご案内は以上です。それでは、よい旅を!
よろしければコメントもお待ちしております。