午後6時半頃。
東上線の成増駅で臨時のシャトルバスに乗り換えようと思っていたら、バス待ちの長蛇の列が駅のホームから見えたので、急遽、改札を出ずに東武練馬へ2駅移動。これが大正解で、ほとんど並ぶことなくバスに乗れ、しかも座って会場へ向かうことができました。
会場最寄のバス停は「新河岸都営住宅入口」などですが、「交通規制で迂回するので歩いたほうが速い」との運転手さんの言葉に従い、高島平駅から歩くことにしました。降りたときには既に花火大会は始まっていて、団地の陰から花火が半分顔を出したりしています。会場へと流れる人波に合流して、荒川の堤防を目指しました。
人出は50万人という大変な数ですが、広々とした河川敷と堤防が会場なので、混雑しているとはいっても、隅田川花火大会のように身動きの取れない、身の危険を感じるような状態ではないので、迷子にさえ用心すれば家族連れでも安心です。
堤防に近いところは観客で既に満員なので、奥へ奥へと進むと次第に空き地が広がってきました。適当なところでレジャーシートをひろげ、花火を満喫してきました。有料の指定席でなくても、間近に花火が見られ、大音響も腹に響いてきます。いやぁ、もう最高!
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、感動のうちに終幕を迎えました。有料指定席から離れていて、名物の大ナイアガラが見られないのだけは残念ですが、これだけ打ち上げ花火を見られれば十分でしょう。
帰りは、行きよりは大変でした。
まず、河川敷から堤防にたどり着けない。
交通規制がかかっていて、堤防に近い人から退場させているので、奥深くまで入り込んでしまった私たちは随分待たされることになってしまいました。
そして、帰りのバス。行きと同じ東武練馬へのバスは、途中停留所から乗るのは無理だろうと見切りをつけ、並ぶのを覚悟で成増行きシャトルバスが出る高島平操車場へ向かったところ…想像以上の長蛇の列。バスを待つ人が100m以上はつながっていたのではないでしょうか。
しかし、幸運にも、隣に短い列を見つけてしまいました。
それは、成増直行のシャトルバスではない、通常の成増行き路線バス。
直行ではない分、乗っている時間は倍ぐらいかかるのでしょうが、あの列の後ろに並ぶよりは遥かにましでしょう。
迷うまでもなくこちらの短い列へ。並んだ直後に路線バスが到着。さすがに、座れはしませんでしたが、苦もなく成増へ向かうことができたのでした。100m並んだ皆さん、ごめんなさい(?)。
素晴らしい花火大会でした。この夏は、もう1か所、どこか花火大会に行きたいと思っています。どこにしようかな…。
それにしても、花火を眺めているあいだ、花火の打ち上げ方や、どうしてあんな形になるのか等等、子供にいろいろ聞かれましたが、ほとんど何も答えられませんでした。花火好きとしては、ちゃんと調べておかなければ。
というわけで、この本で勉強することにしました。皆さんもいかがですか?