東京・新宿のおとめ山公園です。1980年代の古い記憶では、鬱蒼とした谷間に日差しのない淀んだ池が並んでいて、なんとなく暗い印象だったのですが、何十年かぶりに訪れてみたら、清潔感のある明るい公園に様変わりしておりました。水辺、草地、林地がほどよく共存し、鳥たちの声もそこらじゅうから聞こえてくる、とても素敵な公園です。
武蔵野の森公園は、米軍施設の跡地に整備された都立公園で、滑走路北側の「北地区」と南側の「南地区」に分かれています。鳥見におすすめなのは北地区の中ほどにある「修景池」。芝生に囲まれた明るい池に、葦の茂みが復元されて鳥たちの隠れ家になっています。夏には子育て中のカルガモやバンの家族にも出逢えたりして癒されますよ~。
おはよう、カワセミさん!葦の水辺、おあつらえ向きに水の上にのびた枝の上で、お腹をそらせて「ふんっ!」って何だかエラソーではありますが、なんとも愛らしく憎めないやつです。いやもう、暑さもここまで自転車を飛ばしてきた疲れも吹き飛びますね。会えてうれしいよっっ!
自宅から自転車で10分ちょっとなのに、この公園のこと知らなかったんですよ。野鳥を撮り始めてから、もっと遠い井の頭公園や善福寺公園に何度も通ったというのに、井草森公園は完全スルーでした。行ってみれば、池に広場に雑木林、コンパクトながら鳥さんが見られる条件が揃っていて、なかなか素敵な公園じゃないですか。
1999年開園の赤羽自然観察公園です。園内の半分ほどはバードサンクチュアリに指定されていて立ち入ることができません。そこから東門近くの「水鳥の池」まで、小さなせせらぎが流れています。傍には江戸時代に建てられた茅葺きの農家が移築復元され、小さいながら昔話の舞台のような雰囲気です。鳥さんは…うん、当然いますよね。
JR中央線の武蔵境駅から南に分岐する西武多摩川線。その途中、右に見える緑が武蔵野公園、左に見える緑が野川公園。両方とも、多摩川の支流である野川沿いに整備された都立公園です。こんもりとした木立に、広々とした原っぱ、コンクリで固められていない野川の流れ。2つの魅力的な緑地に、鳥さんたちが居ないはずがないですよね。
何があるかも知らずに初めて行ってみた清瀬金山調整池ですが、お隣の清瀬金山緑地公園と合わせて、なかなか楽しい鳥見が楽しめました。柳瀬川の流れに沿って往来するカワセミに、池の葦陰で遊ぶカルガモの子供たち、雑木林から聞こえるシジュウカラたちの歌声。いやこれは楽しいですよ。みなさまも是非お出かけくださいませ。
よく「バードウォッチングにおすすめ」と紹介される光が丘公園ですが、野鳥撮影初心者で、カメラもコンデジ派の私から言わせると、ここはちょっとハードルが高めなんですよね。何故かというと、木が大きすぎる、緑が深すぎるから。高い木の上で自在に動き回る鳥たちを、私の腕と機材でブレないように撮るのは難しすぎる…。
西東京いこいの森公園は、東京大学原子核研究所の跡地を整備して2005年に開園した、比較的新しい公園です。1周600mほどのジョギングコースの周辺に、日当たりの良い草地の広場や、若いクヌギやコナラの木陰が心地良い雑木林、静かな自然観察池などがバランスよく配置され、それぞれに異なる鳥たちの姿が見られます。
NHK「さわやか自然百景」で紹介された落合川。湧水は1日に5万トン、集まる鳥は50種類以上、住宅地の中の貴重な鳥の楽園、と。こんな魅力的な川が、自宅からほど近い東久留米にあったとは迂闊にも知りませんでした。テレビを見た次の週末、わくわくいっぱいで自転車を飛ばす先はもちろん落合川です。さてどんな鳥と会えるのでしょうね。